【気になる韓国、ソウルの今vol.31】『パラサイト 半地下の家族』の冒頭に登場した食料雑貨店「テジ・シュポ」。阿峴駅の東方向に実在する

円安が長引いているにも関わらず、日本から韓国を訪れる人が増え、地方の空港で日韓線が増便し続けている。

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今回は、日本人が行きやすく、話題性があり、安くて美味しいソウルの食堂を韓国育ちの女性ライターに教えてもらった。

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市庁(シチョン)駅から地下鉄2号線で2駅の阿峴(アヒョン)駅で下車

【気になる韓国、ソウルの今vol.31】阿峴駅4番出入口の階段をのぼり、Uターンするように進み、二つ目の路地を右に入ると阿峴市場のゲートが見える。ゲート付近にはチヂミの店が数軒残っている

阿峴駅と言われてもピンと来ないかもしれないが、ソウル中心部の市庁駅から地下鉄2号線で2駅。人気の弘大(ホンデ)エリアのちょっと手前だ。

阿峴駅4番出入口の西側に広がる阿峴市場はブッチンゲ・コルモク(チジミ横丁)が有名だ。

ここでは店先の屋台でチジミをつまみにマッコリをあおる中高年の姿が見られたが、数年前、周辺のタルトンネ(傾斜地に建てられた庶民の住宅街)の再開発に伴い、市場が整理縮小され、アジア的な猥雑さが失われてしまった。

しかし、2020年に米国アカデミー賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』の劇中、主人公(ソン・ガンホ)一家が住んでいたのがこのエリアなので、かつての雰囲気は映画で確認できる。