パーソナルスタイリスト®

一般社団法人 パーソナルスタイリスト®協会による民間資格。

お客さんの顔の形や体型、肌、髪の色などを分析し、ファッションやヘア、メイクなどをトータルでアドバイスする、プロのパーソナルスタイリスト®を目指す人に加え、おしゃれが好きな人やセンスを磨きたい人、ファッション・アパレルの職に就いていて、現場で知識を活かしたい人にも向いています。

「大学卒業後、ファッション関連の仕事に就いていました。某大手アパレルブランドでの接客です。5年近く働いていたのですが、激務で体を壊して、退職。その後は食品メーカーで営業職として2年勤めました。

食の仕事も楽しかったのですが、昔から大好きで、憧れて入ったファッション業界が忘れられなくて、何らかの形でもう一度ファッションの仕事ができないかな、と探していたときに見つけたのが、パーソナルコーディネーター®の資格でした。

昔、ショップに勤めていたときは当然、自社の商品をお客様に勧め、コーディネートを提案する必要がありました。でも、パーソナルコーディネーター®になれば、ひとつのブランドだけでなく、お客様に合うアイテムをいろいろなブランドから持ってきて、総合的に提案することができます。

そうなると、より自由度が高く、素敵な提案もできるはずだと思い、資格取得に到りました。

現在は結婚を機に会社を辞め、フリーのパーソナルスタイリスト®として活動しています。友人知人などの口コミを中心にマイペースで仕事をしています。

細々とではありますが、自分のやりたいこと、得意なことを通じて人の役に立っているなあ、と幸せを実感しています」(32歳/パーソナルスタイリスト®)

ハワイアンロミロミ&ホットストーンセラピスト

ロミロミはハワイの伝統的なヒーリング(癒やし・治療)のこと。ハワイ語で「揉む」という意味があります。

ホットストーンセラピーはおよそ45℃に温めたホットストーンを、全身のツボにのせたり、敷いたりしながら、お灸のように行ない、体の芯まで温まった感覚を味わえるトリートメントのこと。どちらもサロンのメニューのひとつとして提供できます。

「昔から人の体にふれてマッサージするのが好きでした。自分ではあまり覚えていませんが、『小さい頃はよく肩たたきをしてくれる子だった』と母から聞いたこともあります(笑)。

そんな背景もあって、高校卒業後は美容専門学校のエステティック科に進み、フェイシャルエステやボディエステ、リンパドレナージュなどの資格を取得。都内の大手サロンに勤めました。

『ハワイアンロミロミ&ホットストーンセラピスト』の資格を取ろうと決めたのは、サロン勤務時代、ハワイ旅行をしたのがきっかけです。現地で受けたロミロミとホットストーンセラピーが、本当に気持ちよくて、体の深部から癒やされる感覚があったんですよね。

私もこの施術を日本でやりたい、女性たちに体験してもらいたいと思い、帰国後にスクール通いをスタート。

今は地方都市で自分のサロンを経営しています。こじんまりとした小さなサロンですが、地域の皆さんにとって癒やしの場になればいいな、という思いで続けています。

普通のマッサージやアロママッサージは受けたことがあっても、ロミロミやホットストーンセラピーは未体験というお客様も多く、一度施術を受けていただくと、リピートいただけることも多いです」(37歳/サロン経営)


女性向けの資格と一口に言っても、数多くの資格があります。今回ご紹介した3人の経験やエピソードを参考に、自分の将来の夢や目標、ライフスタイルに合った資格を探して、勉強をスタートしてみては。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。