ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 クリスティアン・ティーレマン首席指揮者就任記念演奏会 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 クリスティアン・ティーレマン首席指揮者就任記念演奏会

世界屈指の古い歴史を誇るオーケストラ、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)が、今年9月に首席指揮者に就任したばかりのクリスティアン・ティーレマンとともに来日。10月21日(日)より日本ツアーを開催する。

「クリスティアン・ティーレマン指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」の公演情報

ドレスデン国立歌劇場管弦楽団は、1548年にザクセン選帝侯の宮廷楽団として設立され、現存するオーケストラとしては世界で2番目に古い歴史をもつ。ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスらの大作曲家が、指揮者として度々共演して自作を演奏しており、ドイツ音楽の伝統を築きあげてきた楽団として広く愛されている。

今回、首席指揮者に就任したクリスティアン・ティーレマンも“ドイツ正統派音楽を継承する”指揮者として楽壇の期待を一身に背負う存在だ。ポスト就任決定が発表された2009年秋から、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団とは精力的に共演を続け、すでに実施したアメリカ・ツアーは大成功。コンサートマスターのヴォロングが「(ティーレマンが)思い描き、引き出そうとしている音をほとんど感じることができる。精神的にも音楽作りにおいても、本当に調和している」と語っているように、楽団ともすでに相思相愛の関係だ。

今年9月1日には、待望の首席指揮者就任記念演奏会が本拠地ゼンパーオーパーで開催。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の2012-2013シーズン開幕にもあたる同公演では、世界的ソプラノ、ルネ・フレミングを迎えてヴォルフの歌曲集を、メインにはティーレマンの十八番、ブルックナーの交響曲第7番を披露し、地元の観衆から万雷の拍手を浴びたばかり。成功の熱気覚めやらぬうちに敢行される同コンビ初の日本公演への期待も高まるばかりだ。

クリスティアン・ティーレマン指揮、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の日本ツアーは、10月21日(日)の京都公演から10月26日(金)の東京公演まで全国5公演を開催。チケットは発売中。

また10月20日(土)昼12時よりサントリーホール前のカラヤン広場では、「アークヒルズ音楽週間2012」と題し、ドレスデン国立歌劇管弦楽団のブラスメンバーによるファンファーレが演奏される。

■クリスティアン・ティーレマン指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
 2012年日本公演
10月21日(日) 京都コンサートホール
10月22日(月) NHKホール
10月24日(水) 愛知県芸術劇場コンサートホール
10月25日(木) 横浜みなとみらいホール
10月26日(金) サントリーホール