『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』(C)Copyright 2011Celluloid Dreams Productions - TheManipulators - uFilm Stu

死を決意した天才バイオリニストの“忘れられない恋”を描いた映画『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』の試写会が行われ、本作のテーマに絡めたアンケートを行った結果、多くの観客から主人公に共感するという声が寄せられた。

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本作は、大切なバイオリンを失ったことで死を決意した男が、最期の8日間で自らの人生や叶わなかった恋を振り返る姿が描かれているが、「今も忘れられない恋があるか?」という質問に約8割の観客が“忘れられない恋がある”と回答。続いて、「あなたにとっての“叶わなかった恋”とは?」の問いに対しては、「自分の一部」「今の自分を支えているもののひとつ」「永遠に輝きを失わないもの」「人生の贈り物」「青春」「一生楽しめる宝物」など、多くの人が“よい思い出”として今も大切に思っていることがわかった。

また、現在パートナーがいる観客に「“一緒にはなれなかったけれど、きっと一生好きで忘れられない人”のような、今の相手への愛とは違った別の淡い気持ちは、今心の中に存在しますか?」という質問に、約半数が“YES”と答えるという驚きの結果も。現在のパートナーと忘れられない人への今の気持ちの割合に対しては、現在の相手には70〜99%、忘れられない人には1〜30%という回答で、かつての相手に対して少なからず気持ちが存在していることがわかった。

本作の主人公も、妻がいながら、昔の恋の相手を忘れられずにいる姿が描かれているが、「映画を鑑賞した後に一番心に強く浮かんだ人は?」という問いに対しては、昔の恋の相手と現在のパートナーの回答が半々にわかれる結果となった。アンケートではさまざまな意見が寄せられたが、自身の“恋の思い出”と重ね合わせて鑑賞してみてはどうだろうか。

『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』
11月10日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町他全国ロードショー