25人~49人までが最も多い、「広すぎず狭すぎず」の結果となった。ただ、100人を超える人も少なくなく、中には見直せる人脈もあるかもしれない。
調査協力:マクロミル(2012.9.4~5/対象者268人/単一回答)
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「ドライに聞こえるかもしれませんが、誰かと関係を築くということは、つまり自分の時間を失うということです。メールや電話を無視するのは難しいし、多くの“知り合い”と表面上の関係を維持するだけでも、かなりの時間を使う。結果として得られるのは、“自分は知り合いが多い”という安心感だけ、ということになります」

フェイスブックは比較的、手間を掛けずに“知人”との関係性を維持できる場だと考えられがちだが、「相手の投稿した記事にコメントを残すかどうか」「どの範囲まで『友達申請』を認めるべきか」など、悩みのタネも多い。結果として「SNS疲れ」を引き起こし、人脈づくりがストレスになってしまうケースもある。

確かに、出会った人には必ず一度連絡する、あるいはフェイスブックの「友達申請」をする、というマメさが人間的魅力につながっている人もいる。しかし、「社交」に力を入れすぎることで、かえって人間関係を希薄にしてはいないかと、四角さんは問いかける。

「人脈を広げる努力をしているうちに、“本当に大事な人”とコミュニケーションをする時間が減り、結果として“なんとなく出会った人”と同列に扱ってしまう……ということにもなりかねません。これでは、“知り合い”は増えても、“生きた人脈”を作っているとは言いがたい」

交友関係が広がってしまった場合、ストレスフリーな人間関係を築くために「密にコミュニケーションをとる人を絞ることも必要」と四角さん。その基準はシンプルで、「好きか嫌いか」「心が通じるかどうか」でいいそうだ。身近に気の合う相手がいない人は、SNSを活用して、自分と同じマニアックな趣味を持っている人、憧れの土地で暮らしている人、同じ目標や悩みを抱えている人などとつながればいい。“ただの顔見知り”よりも、よほど深いコミュニケーションができるはずだ。

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