「ある」が大半を占めているものの、その多くが「面識のない人やスパム」との回答。知人や仕事で付き合いのある人だと、やはり断りにくい？ 調査協力：マクロミル（2012.9.4～5／対象者268人／単一回答）
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「今は、携帯電話とインターネットで、常に“人とつながっている”時代です。ときには携帯電話の電源を切り、あるいはSNSからログアウトして、意識的にオフラインの時間を作った方がいい。そうして自分と向き合い、自分が本当はどんな人との交流を求めているのかを考え直してみましょう」
いつでも、誰とでもつながることができる時代だからこそ、「自分が付き合いたい相手」を見極め、「相性のいい人と出会い、交流できるように」行動する。プライベートで生きた人脈を作るための、大きなポイントだ。
人脈をシンプルに整理するために、捨てるべき4つのこと
●「お付き合い」を捨てる
誘いを断るのが苦手、という人も多いだろう。しかし、あまり相性のよくない知人や、気乗りのしない集まりに時間を取られ、ストレスを溜め込むのは避けたいもの。「せっかくの好意なのに」という罪悪感や、「嫌われてしまうかも」という恐怖心があるかもしれないが、「誘いを断った程度で気分を害するような相手なら、どの道、いずれは離れることになるはずだ」と割り切って考えるのもいい。多くの知人よりも、ひとりの親友。人脈はシンプルに整理して、貴重なプライベートの時間は、心を許せる相手と過ごしたい。
●「なじみ」を捨てる
学生時代の友人など、「なじみ」の相手と過ごしていると、リラックスできるもの。しかし、ズルズルと関係を続けているうちに、感覚がズレてきたり、例えば、仕事のグチばかりを聞かされるようになったりすることもあるはずだ。そうなった場合は、思い切って一度、距離を取ってみよう。なんとなく非生産的な会話を続けるよりも、前向きに、情熱を傾けている物事について語り合える人と、密に付き合うようにしたい。「なじみ」の空気に流されず、“あの頃”よりも“今”を大事にする関係を築いていこう。
●「平等な対応」を捨てる
長年の友人、仕事で知り合った知人、ただの顔見知り――日々、さまざまな関係の人と交流をするなかで、「分け隔てなく接する」ことを美徳としている人もいるだろう。もちろん、人を大切にして、丁寧にコミュニケーションを取るのは素晴らしいことだが、それが『大切な人』をないがしろにすることにつながっていないか、きちんと考えたい。四角さんは、「自分のためにリスクを引き受けてくれたことがある“恩人”は、思い切り贔屓していい」と言う。困ったときにお互い全力で助け合える関係を作っておこう。
●「損得勘定」を捨てる
利害関係なく、困ったときに手を差し伸べてくれる仲間は別として、「この人と仲良くしておけば、いつか得をするかも」という損得勘定で人付き合いをするのはやめよう。特に、立場がある人と密な関係を築きたい、と考える人は多いが、同じ考えの人たちとの競争が生じるのは当然で、気にかけてもらうには運が必要になる。「気に入られるため」のコミュニケーションにはストレスが付きものであり、単純な損得感情は「本当に付き合うべき人」を見えづらくするノイズになりかねないので、注意したい。
（雑誌「ウレぴあ」秋号より blueprint ＝ 取材・文 タナカケンイチ ＝ イラスト）
よすみ・だいすけ●1970年生まれ。レコード会社のプロデューサーとして数々の人 気アーティストを輩出。現在は原生林に囲まれたニュージーランドの湖畔と東京を拠点にノマドライフを送りながら、ビジネス書やアウトドア雑誌の執筆業をは じめ、複数の大学でライフスタイルやセルフプロディースに関する講義を行うなど、多岐に渡って活躍中。2012年7月に『自由であり続けるために20代で 捨てるべき50のこと』を刊行し、反響を呼んでいる。
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