新しいiMac

アップルは、10月24日、反射を低減した鮮やかなディスプレイや、より高速なプロセッサを搭載した新しい「iMac」と、第三世代デュアルコア/クアッドコアプロセッサなどを搭載した「Mac mini」を発表した。

新しい「iMac」は、デザインを一新。従来モデルに比べ最大40%小さい容積で、厚さわずか5mmのエッジをもつアルミニウムとガラスのきょう体に高性能テクノロジを搭載した。再設計したディスプレイは、鮮やかな色とコントラストを維持しながら反射を75%低減。カバーガラスを液晶ディスプレイにフルラミネーション加工し、反射防止コーティングを施した。

21.5インチモデル、27インチモデルともに、第三世代のクアッドコア Core i5プロセッサを搭載。Core i7へのアップグレードにも対応する。最新のNVIDIA GeForceプロセッサは、高度なゲームやグラフィックスを多用するアプリケーションに最適な高速パフォーマンスを発揮する。

すべてのモデルに8GBの1600MHzメモリと1TBのHDDを搭載。CTO(注文仕様生産)で最大32GBのメモリや3TBのHDD、768GBのフラッシュストレージを選択することができる。さらに、2基のThunderboltと4基のUSB 3.0ポートを搭載する。

フラッシュストレージのパフォーマンスとHDDの容量をあわせもつストレージオプション「Fusion Drive」に対応。使い方に合わせて、最もよく使われるファイルやアプリケーションを自動的にフラッシュストレージに移動することで、高速パフォーマンスとすばやいアクセスを実現する。

第三世代デュアルコア Core i5プロセッサまたはクアッドコア Core i7プロセッサと、最大65%速くなったグラフィックスを搭載する「Mac mini」は、標準で4GBの1600MHzメモリを搭載。最大16GBまで拡張することができる。コンパクトなアルミニウムのデザインはそのままに、Thunderbolt、HDMI、SDXC、ギガビットEthernet、FireWire 800ポート、4基のUSB 3.0ポートを備える。

「iMac」「Mac mini」とも、OSはOS X Mountain Lion。メッセージ、通知センター、共有機能、AirPlayミラーリング、音声入力、Game Center、高度なセキュリティを提供するGateKeeperを標準搭載する。OS X Mountain Lionは、OS Xの基礎部分にiCloudを組み込み、「Mac」「iPhone」「iPad」「iPod touch」上のコンテンツを常に最新の状態に保つ。

21.5インチの「iMac」の価格は、クアッドコア Core i5(2.7GHz)とGeForce GT 640Mを搭載したモデルが10万8800円、クアッドコア Core i5(2.9GHz)とGeForce GT 650Mを搭載したモデルが12万8800円。11月から順次発売する。

27インチの「iMac」の価格は、クアッドコア Core i5(2.9GHz)とGeForce GTX 660Mを搭載したモデルが15万4800円、クアッドコア Core i5(3.2GHz)とGeForce GTX 675MXを搭載したモデルが16万8800円。12月から順次発売する。

「Mac mini」の価格は、デュアルコアCore i5(2.5GHz)、4GBのメモリ、500GBのHDDを搭載したモデルが5万2800円、クアッドコア Core i7(2.3GHz)、4GBのメモリ、1TBのHDDを搭載したモデルが6万8800円、クアッドコア Core i7(2.3GHz)、OS X Server、4GBのメモリ、1TBのHDDを搭載したモデルが8万8800円。10月24日に発売した。