秋冬はイベントが目白押し 高画素・高倍率のコンパクトデジタルカメラを持ち出そう

2012.10.26 20:5配信

朝晩めっきり涼しくなって、そろそろ山が赤や黄色に染まる時期。これからの季節は紅葉にハロウィン、クリスマス、お正月、成人式……と写真を撮る機会が増える。この時期に、外出先に気軽に持って行ける小さくて軽いコンパクトデジタルカメラを新調してはいかがだろうか。

●1年でここまで変わった! 画素は1600万画素以上が主流

大型センサやAndroid、Wi-Fi(無線LAN)機能を搭載したモデルが登場するなど、多様化しているコンパクトデジタルカメラ市場。さまざまな機能が追加されているが、まずは家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、カメラの基本性能の進化をチェックしておこう。

最初は、写真の仕上がりを左右する画素数だ。最近はデジタルカメラで撮影した写真をフルHD対応のテレビやPCなどに表示する人が増えた。写真を大画面で表示するなら、解像度の高い写真を撮影できる高画素モデルを選びたい。

1年前の2011年9月、コンパクトデジカメの画素数帯別販売台数構成比をみると、1200万画素以上1600万画素未満のモデルが56.2%を占めていた。高画素化はこの1年でますます進み、1200万画素以上1600万画素未満モデルの販売台数シェアは24.3%に落ち、代わりに1600万画素以上2000万画素未満のモデルが伸びて、直近の2012年9月には7割を超えた。さらに、有効画素数2000万画素以上のモデルも登場し、シェアを伸ばしつつある。

光学ズーム倍率もチェックしておきたい。ズーム倍率が高いカメラは、遠くの被写体をアップで撮影できる。運動会や卒園式、入学式など、子どもの一大イベントのときに存分に活躍してくれる。

2011年9月はズーム倍率「5倍未満」のモデルの販売台数構成比が30.8%、「5倍以上10倍未満」は42.4%で、合計すると「10倍未満」が73.2%だった。2012年9月は「5倍以上10倍未満」が伸び43.9%に、さらに「10倍以上15倍未満」が27.0%になった。さらに、「15倍以上」は2011年9月の12.2%から、2012年9月は18.4%に伸び、高倍率化は着実に進んでいる。

ただし、ズーム機能は便利なのだが、望遠側で撮影すると手ブレを起こしやすい。しっかりした手ブレ補正機能をもつモデルを選びたい。

●ニコンのシェアが急上昇中! 2012年10月は月間1位も!?

それでは、現在のコンパクトデジタルカメラ市場の勢力図をチェックしよう。これまでのコンパクトデジタルカメラ市場は、豊富なラインアップを揃えるキヤノンが1位を走り、ソニー、カシオ、パナソニックなどが団子状態で2位を競っていた。ところが10月に入って様相が変わった。9月のメーカー別販売台数シェアで4番手だったニコンが10月に入り、シェアをぐんぐん伸ばしているのだ。

メーカーシェアの動きを週次データで見ていこう。ニコンは、9月第4週(9月24~30日)に14.4%で4番手だったシェアを、翌10月第1週(10月1~7日)で18.1%に伸ばし、ソニー、キヤノン、カシオを抜いて一気にトップに躍り出た。その後、第2週には19.2%、第3週には20.5%とシェアを伸ばし続けている。このまま推移すれば、10月は月間1位を獲得できるだろう。

躍進劇の原動力は、どのモデルなのか。10月第1週には「COOLPIX S3300」が6.6%のシェアで、カラーバリエーションを合算したシリーズ別ランキングで1位を獲得した。「S3300」は今年の春モデルで、発売から半年がたったいま、価格がだいぶこなれてきた。1602万画素のCCDに光学6倍ズームレンズを搭載して、静止画も動画もきれいに撮ることができるバランスのよさが売れている理由だ。

しかし、ニコンの伸張は「S3300」だけが支えているわけではない。「S3300」のシェアが一時減退した10月第2週にも、しっかりシェアを伸ばしている。主力モデルの「COOLPIX S9300」と「COOLPIX P310」が、右肩上がりで伸びているのだ。

「COOLPIX S9300」は、35mmフィルム換算で焦点距離25~450mmの光学18倍ズームレンズを搭載した超高倍率モデル。有効画素数は1602万画素で、裏面照射型CMOSセンサを搭載する高性能モデルだ。一方、「COOLPIX P310」は、開放F値1.8の明るいレンズを搭載した高画質モデル。背景をぼかしたボケ味のある写真を撮ることができる。また、ノイズの出やすい無理なISO感度アップをしなくても、薄暗い室内を細部まで美しく描写する。こちらは光学4.2倍ズームレンズを搭載する。これらのモデルがニコンのシェアを下支えしているのだ。

もちろん、カメラは画素数やズーム倍率だけで選ぶことはできない。オートフォーカスの速さや、タッチ液晶の感度、写真の色合いなども確認したい。これはぜひ実機に触って確かめよう。秋冬のお出かけのお供になるコンパクトデジタルカメラを、ぜひ店頭で見つけてほしい。(BCN・山下彰子)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

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