クォン・サンウ 撮影:杉山正直 クォン・サンウ 撮影:杉山正直

韓国の人気俳優、クォン・サンウが11月18日、東京・中野サンプラザで開催された主演映画『痛み』のジャパンプレミアに出席し、舞台挨拶を行った。

クォン・サンウの舞台挨拶の写真

クォン・サンウが映画のプロモーションで来日するのは『青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~』以来の5年振り。この日2回行われた舞台挨拶は大盛況で、計4000人のファンが再会に歓喜の声をあげていた。

『痛み』は、幼い頃の交通事故で家族を一度に失い、後遺症で痛みを感じなくなった男(クォン・サンウ)と、わずかな痛みさえも命取りになってしまう血友病の女(チョン・リョウォン)との愛を描いた物語。

出演経緯について「メロドラマのイメージにしっくりこない“痛み”というタイトルに惹かれました。また、無痛覚の男がひとりの女性と出会い、今まで感じることのなかった“心の痛み”を知っていくという設定もよかった」と説明。劇中では無気力な姿や殴られるシーンがあることから、「あまり格好良くない僕の姿を観ることになるかもしれませんが、それは僕にとって新しい挑戦。どんな風に演じているか観てください!」とアピールした。

また、ファンから「40歳を過ぎて独身の女性はどう思う?」と問われると、クォン・サンウは「全く問題ないです。今は韓国でも『オールド・ミス』という言葉がなくなりつつあります。“結婚できない”のではなく、あえて“結婚しない”女性が増えているんじゃないですか? 45歳くらいまでは大丈夫。ダイジョウブ、ダイジョウブ!」とエールを送り、笑いを誘った。また、ドラマ『シンデレラマン』で共演した、ユナ(少女時代)と今でも親交があるかを聞かれると、「フランスで(新作映画の)撮影の時、ちょうど少女時代もコンサートで来ていたので、お茶を飲んだり、食事をしました」と話した。続けて「『Gee』を踊って!」とリクエストされると「マスコミの方がいない時に、ファンの方だけにお見せします。次の次くらいに(笑)」と照れ笑いを見せていた。

現在、北京でジャッキー・チェンと共演の新作映画の撮影真っ最中のクォン・サンウ。憧れの存在だというジャッキーについては「驚くくらい強靭な方で、アクションも年齢を一切感じさせない。それにウィットにとんでいて楽しい方ですよ」と充実した撮影ができている様子。東京・大阪でのジャパンプレミア後、すぐに北京に戻るというハードスケジュールの中、つかの間のファンとの貴重な再会に、嬉しそうな笑顔で客席に向かって大きく手を振る姿が印象的な舞台挨拶となった。

『痛み』は2012年2月11日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー。

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