楽天の子会社であるカナダのKoboは、11月1日、目にやさしいE Inkの電子ペーパーを採用した新しい電子ブックリーダー「kobo glo」「kobo mini」を日本向けに発売すると発表した。

新製品2機種は、アメリカやカナダでは10月1日から販売していた。フロントライト機能つきの「kobo glo」は、11月1日から予約を受け付け、11月15日に発売する。楽天市場や楽天ブックスのほか、家電量販店でも販売する。手のひらサイズのコンパクトな「kobo mini」は、12月中旬に発売する予定。

価格は、「kobo glo」が7980円、「kobo mini」が6980円。なお、7月19日に発売したスタンダードタイプの「kobo Touch」は、当初の7980円から6980円に価格を改定し、引き続き販売する。

「kobo glo」は、6インチのE Inkの電子ぺーパー(16階調グレースケール)、太陽の下や暗い場所でも電子ブックを読めるフロントライト機能、IEEE 802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)機能を搭載する。フロントライトは、一般的な液晶画面とは異なり、ディスプレイの手前からライトが画面全体を均一に照らすので、長時間、画面を見ていても目が疲れにくい。フロントライトの明るさも、自由に調節できる。また、従来の「kobo Touch」に比べて画面表示の処理速度が向上し、より快適に操作できる。

内蔵メモリは約2GB(使用可能領域約1GB)だが、メモリカードスロットを備え、別売のmicroSDHC/SDカード(最大32GB)を利用してメモリを拡張できる。サイズは幅114×高さ157×厚さ10mmで、重さは185g。カラーは、ブラックナイト、ピンクサンセット、ブルームーン、シルバースターの4色。

「kobo mini」は、ポケットなどに収まる5インチのE Inkの電子ぺーパー(16階調グレースケール)を採用した軽量・コンパクトモデル。約2GB(使用可能領域約1GB)の内蔵メモリに、テキストベースの本で約1000冊、コミックなら約20~50冊分の電子ブックを保存できる。サイズは幅102×高さ133×厚さ10mmで、重さは134g。カラーは、ブラックとホワイトの2色。

このほか、7インチのカラーディスプレイとAndroidを搭載したタブレット端末「Kobo arc」、Android搭載タブレット端末やスマートフォン、iPad/iPhoneで「koboイーブックストア」で購入した電子ブックを読める無料アプリを近日中にリリースする予定。Android端末向けアプリ「kobo for Android」は、年内のリリースを予定している。