佐藤しのぶ演じる気高く美しい歌姫トスカ! ソフィア国立歌劇場の日本公演がいよいよ開幕

2012.11.2 17:30配信
ソフィア国立歌劇場「トスカ」 撮影:青柳聡

11月3日(土・祝)に日本公演開幕を控えるブルガリアの名門オペラハウス、ソフィア国立歌劇場。開幕公演の演目「トスカ」の舞台稽古が11月1日に川口総合文化センター リリアで行われた。

「ソフィア国立歌劇場 2012年 日本公演」の公演情報

プッチーニ作曲の「トスカ」は、「歌に生き、恋に生き」、「星は光りぬ」など数々の名アリアに彩られた、イタリア・オペラを代表する傑作オペラ。舞台は1800年6月、オーストリア支配下で政情不安に揺れるローマで、歌姫トスカとその恋人の画家カヴァラドッシの愛と悲劇を描いた物語だ。共和主義者アンジェロッティをかくまった罪で捕らわれ、死刑宣告される画家のカヴァラドッシ。恋人である歌姫トスカは、カヴァラドッシの赦免を警視総監のスカルピアに懇願するも、過酷な運命に翻弄されていく。

今回、開幕公演の予定キャストとともに行われた舞台稽古だが、特に圧巻だったのは、トスカの恋人カヴァラドッシを演じたマルティン・イリエフだ。ワーグナー歌いとしても評価を得ているという実力派テノール。まるで本番さながらのパワフルな歌唱で歌い上げるアリア「妙なる調和」や「星は光ぬ」は、理想のために命を懸けるカヴァラドッシの誠実さがそのまま歌になったかのようだった。

もちろんトスカを演じる佐藤しのぶも、我ら日本が誇るオペラ歌手の面目躍如。突如立ちはだかる非情な運命に対し、神に救い求めるアリア「歌に生き、恋に生き」では、繊細な心の機微を描いてみせ、またスカルピアを殺害後「これがトスカのキスよ!」と言い放つ場面では、まるで女王のような気品あふれる存在感。6月に同劇場の本拠地ブルガリア公演でもスタンディングオベーションの喝采を受けたのも納得だ。

ソフィア国立歌劇場 日本公演は11月3日(土・祝)の川口総合文化センター リリアを皮切りに、11月19日(月)のアクロス福岡まで全14公演を開催。佐藤しのぶ出演「トスカ」は、11月3日(土・祝)に川口総合文化センター リリア、11月17日(土)に東京文化会館で上演。チケットはいずれも発売中。

■ソフィア国立歌劇場 2012年 日本公演

《マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ/プッチーニ:ジャンニ・スキッキ》

※その他、全国公演あり。

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