『ジャンゴ 繋がれざる者』のキャラクターポスター

クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』のキャラクター・ポスター画像が公開された。今回登場したのは、物語のカギを握る主人公ジャンゴの妻ブルームヒルダと、タランティーノ作品には欠かすことのできない男サミュエル・L・ジャクソン演じる奴隷たちのリーダー、スティーブンだ。

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本作は、19世紀のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)によって自由を得た主人公ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、奴隷市場ではなればなれになってしまった妻ブルームヒルダを救いだすべく、極悪非道な農場主キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)と壮絶な戦いを繰り広げる姿を描く。

フォックス演じるジャンゴの妻、ブルームヒルダを演じるのは、2004年の『Ray/レイ』でフォックス演じるレイ・チャールズの妻を演じたケリー・ワシントンだ。彼女はブルームヒルダについて「彼女の強さは、愛し合うことを禁じられた時代に、彼を愛し、彼が戻ってきてくれるかもしれないと信じる強さ、自分がそのような愛を受けるにふさわしい人間だと信じる強さなんです。黒人の女性がそんな夢を抱くことすらできなかった時代に“囚われの身となったお姫様”でいられることが彼女の強さなんです」と語る。

一方、ジャクソンは説明の必要もないほどタランティーノ作品にはおなじみの顔だ。監督の前作『イングロリアス・バスターズ』ではナレーションのみの出演だったが、本作ではキャンディの農場で働く奴隷たちのリーダー、スティーブン役で出演。スティーブンの性格は陰険で、奴隷たちは彼のことをとても恐れているらしい。ちなみに資料によるとスティーブンは「ジャンゴとシュルツの行動を、常に物陰から監視している」という記述があり、ジャクソンのマシンガン・トーク&ウンチクが劇中で聞けるかは不明だが、タランティーノ映画にジャクソンが出演しているだけで公開が楽しみになったファンは多いのではないだろうか。

『ジャンゴ 繋がれざる者』
2013年3月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー