J:COMによるマンション向け割安電力提供の仕組み

ジュピターテレコム(J:COM)は、11月6日、今年12月をメドに、東京都杉並区で、マンションの電気料金を削減する「マンション向け電力一括受電サービス」を開始する。

住友商事グループの国内電力事業会社、サミットエナジーから電力の供給を受け、マンション居住者に提供する。杉並区で先行してサービスを開始し、来年以降、順次各J:COMエリアでの展開を目指す。

J:COMがマンション単位で一括契約を締結することで、従来の電力会社と契約するより安く電力を利用できるようにするもので、今回はマンションオーナー・入居者の同意を得た既築マンション(約50世帯)に提供する。

電力契約だけの場合、現行の電気料金より7%程度安くなる。また、J:COMの放送・通信サービス(ケーブルテレビ、高速インターネット、固定電話)とセットで契約すると、10%程度、電気料金を安く提供する。電力と放送・通信サービスをセットで提供するのは、日本初の取り組み。電力提供に伴う電気設備の設置や工事・運用やメンテナンスは、J:COMが一括して行う。