掃除などは、1人で抱え込まない

ワーキングマザーの自分時間は、料理を効率よくこなしただけではまだまだ…!掃除や洗濯など、他にも家事はてんこ盛りですが、それを1人で抱え込んではいませんか?

片付けは各自で

「“妻が家庭のことをやる”と思い込んでいませんか?」と、吉見さん。

吉見さん自身もそう思っていたことがあったそうだが、「夫に関しては大人なんだから自分のものは自分で片付けるべきだし、子供だって、保育園では片付けをしているのだから、自分のものは片付けられるはず」と思い直したのだそう。

例えば、洗濯。ドラム式洗濯機で乾燥まで終わらせたら、洗濯機から1つひとつ取り出しながら畳んでいき、洗濯機の上に置いて片付けは各自でおこなうようにしているのだとか。

「どうしても片付けてくれないこともありますが、“仕方ないわね”とか言って妻がやってしまうのではなく、ちゃんと片付けてくれるよう注意するようにしています」と、吉見さん。

1人で抱え込まずに、各自がする意識を身につけてもらう工夫をすることで、忙しいワーキングマザーであっても時間を確保しやすくなるはずです。

掃除は、たまに外注してみる

忙しいと後回しになりがちなのが、掃除。吉見さんは「たまに家事代行やハウスクリーニングを利用しています」とのこと。

仕事が忙しい分、共働きで家計には多少ゆとりがあるため、1人で抱え込まずにお願いしているそう。

「家事代行は掃除以外にもほとんどすべての家事をやってくれるが、我が家では主に掃除(特に水回り)をお願いしています」と、吉見さん。お願いする部分によって値段も変わってくるので、懐事情と相談しつつ、一度利用してみてはどうでしょうか?

1人になれる場所へ行く

ただ、家族に協力してもらっても、家事を楽にするサービスを使っても、家にいると「家事しなくちゃ」と思ってしまう方は多いのではないでしょうか。すると、せっかくできた時間を家事に当ててしまうなんてことも…。

「だからこそ、カフェやカラオケ、エステなど、家からも家族からも離れられる時間を意識的に作っています」と、吉見さん。

また、1人の時間を確保するために保育園や託児所を利用するのも手です。吉見さんは、お子さんが小さいとき、周りからの意見に流されて預けるのを我慢してたそう。すると“1日3回家じゅうの床を拭く”など、ちょっと異常な精神状態に陥ってしまったのだとか!

「預けるのは悪いことじゃないし、むしろ必要なことではないかと思っています」と、吉見さん。

ママとしてではなく、働く女性としてではなく、“ただの自分”として休憩する時間を作ることは、家族のためにも大切と言えるでしょう。

ここまで吉見さんに教えていただいた方法ひとつひとつで短縮される時間は、数秒かもしれません。ですが、全体的に見て朝の10分でも短縮されたら…!

また今回お話をお聞きして「頑張って日々働いてる分、自分が楽になることにお金を使うことは、家族など周りにもいい効果がありそう」と感じました。

変に我慢したりせずに、吉見さんが実践している効率化テクニックを取り入れて、時間の余裕だけでなく心の余裕も手に入れましょう。

【取材協力】 吉見夏実
Webライター/講師。2012年にたまたま登録したランサーズでWebライターを始めると4か月で月収20万円稼げるように。その後も月収が上がり続け、Webライターとして生計を立てる決意をする。ランサーズ『Lancer of the Year 2015』でママランサー賞受賞。現在はwebライティングやクラウドソーシングを活用した新しい働き方について講演するセミナー講師としても活動。

2017年8月に発売した著書『頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』は、楽天の「ビジネス・経済・就職」カテゴリでは最高2位にランクイン。

ライター・コラムニスト。1988年生まれ。大学卒業後にマスコミ業界3社で働くが、行く先々でパワハラに遭い、退職。引きこもりになったのをキッカケに、ライターに。キャバ嬢として年間500名以上の男性を接客した経験や半年で25キロのダイエットに成功した経験などを活かした、恋愛・美容系記事が得意。その傍ら、フリーランスやライターになりたい方向けの相談に乗る個別セッションをおこなっている。「体内時計をコントロールして、健康でキレイになる」をコンセプトにしている“健康&生活リズムカウンセラー”の資格を保有。