日本マイクロソフト、異体字を含むデータの取り扱いを容易にする「Unicode IVS Add-in for Microsoft Office」を提供

2012.11.12 20:8配信
Word 2010での「Unicode IVS Add-in for Microsoft Office」の使用例

日本マイクロソフトは、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフト製品上でUnicode IVD(UTS#37)に対応した異体字の取り扱いを可能にするアドイン「Unicode IVS Add-in for Microsoft Office(IVS Add-in)」の無償提供を、オープンソースポータルサイト「CodePlex」で開始した。主に人名・地名など異体字を含んだデータを取り扱うことの多い自治体、官公庁などの行政機関や、金融機関などでの利用を想定する。

Unicode IVD(UTS#37)は、Unicode標準のなかでさまざまな異体字をユーザー定義文字(外字)を使用することなく、テキスト中に指定することができる仕組み。インターネットをはじめとするオープンな環境で、国際標準に準じた方法でデータ交換が可能になる。

「IVS Add-in」は、Windows 7、Office 2010などのマイクロソフト製品上でUnicode IVD(UTS#37)に対応するおよそ5万8000の異体字の活用を可能とするアドイン。2011年5月に経済産業省委託事業「文字情報基盤構築に関する研究開発事業」の取り組みの成果として、情報処理推進機構(IPA)が公開した「IPAmj明朝」をはじめとしたUnicode IVD(UTS#37)に対応したフォントと組み合わせて使用することで、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフト製品上で、異体字を含むデータの表示・印刷・編集などが可能。これまで各団体の情報システムごとに個別で必要だった外字の作成・維持コストが不要になり、異なる団体・情報システム間での異体字を含むデータの保全・活用が容易となる。

オープンソースポータルサイト「CodePlex」で無償提供する「IVS Add-in」の動作要件は、Windows Vista(32ビット、64ビット)、Windows 7(32ビット、64ビット)で、使用条件は、Microsoft Office 2007、Microsoft Office 2010が実行可能な環境。Windows 8、Windows Server 2012などの製品はすでに標準でUnicode IVD(UTS#37)に対応済みで、対応フォントをインストールするだけで異体字の入力・表示・コピーなどができる。

なお、入力補助ツール機能などをセットにした有償版の「IVS Add-in for Microsoft Office」はイーストから発売する。詳細は、イーストのホームページで確認できる。

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