バットマン役声優を務めた山田孝之

 映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』完成報告会見が21日、東京都内で行われ、山田孝之、知英、GLIM SPANKY、KenKen、オカダ・カズチカ、FROGMAN監督、DOTAMA、着ぐるみのバト田・スパ田が出席した。

 「秘密結社 鷹の爪」は、CGクリエイターのFROGMANが監督・作画・女性キャラ以外のすべての声優と、ほとんど一人で制作を行っているフラッシュアニメーションシリーズ。本作ではDCを代表するスーパーヒーロー、ジャスティス・リーグとコラボレーションした。

 FROGMAN監督は「修正したい点がいくつかあってこれからプロデューサーと交渉しますが、一応完成はしています」と進行状況を説明。本作のテーマは“予算”となっており、バットマン役の山田が「アフレコは1畳くらいの部屋で監督と2人で紙を持って、文字を読んでやっていく感じ」、ハーレイ・クイン役の知英も完成作を「途中でCMが出たり、コラボレーションだったり、さり気なく出ていて面白かったです」と明かした。

 山田はバットマン役のオファーを受け「普通にうれしかった。鷹の爪に参加できることもうれしかった」といい、役作りは「とにかく声を落としてガサガサさせるってだけです。バットマンは基本的にずっと同じテンション。ちょっと遊べる箇所があって、そこはやっていて面白かったです」と振り返った。

 気に入っているせりふについて「某大統領のパートがあって、そこの『中国持って来い』というせりふが本当に好き。なかなか言えるせりふじゃない」と明かすと、FROGMAN監督から「お昼ごはんを中華料理にしたいから中国持って来いという流れ。山田さんがバットマンをやっているのを見てすごいなと思った」と補足が入った。

 期待が高まる中、その場でバットマンのせりふを求められると「すごく風邪を引いていて、すみません。喉がガサガサで普段よりはバットマンに近いかな」とやんわり拒否。FROGMAN監督からも「今やれないですかね?」と再度頼まれるも、「すみません、映画を見てもらえれば。声を変えてキャラも変えてやっているので、その辺ちゃんとやっていますよとアピールしたい」とかたくなに断って笑わせていた。

 映画は10月21日から全国ロードショー。