表裏2画面に液晶を搭載した「ASUS TAICHI」

ASUSTeK Computer(ASUS)は、11月14日、PCの2012年の冬モデルとして、世界初となるデュアルスクリーンを搭載した「ASUS TAICHI」など、Windows 8搭載PC14機種を発売すると発表した。

発表会の冒頭、ジョニー・シー会長が「Incredible(信じられないよう)なことを実現する人々の、Incredibleな挑戦をサポートするために、Incredibleな製品をつくることを目標としている」と、製品の開発方針を説明した。

さらに「今後はデザインとしての美しさだけではなく、音質、ユビキタス、タッチ、レスポンスというユーザーが求めるニーズに応えられるように、これらを統括的に製品に盛り込んで、“Customer Happiness 2.0”という新しい顧客満足を提供していく」とした。この方針の下、開発・発表したのが「TAICHI」「Vivo」などの製品だ。

「TAICHI」とは、“太極”の中国語発音で、「光と影、黒と白、夜と朝、この世の中を構成する、相反する要素が調和した融合。その融合によって生み出された今までにないまったく新しいかたち」という意味が込められている。

「ASUS TAICHI」は、通常のディスプレイ面に加えて、外側の天板部分にタッチ対応ディスプレイを搭載。世界初となるデュアルスクリーン搭載のウルトラブックだ。発売日は12月8日で、店頭予想価格は13万9800円。

ディスプレイの表示方法は、内側のディスプレイだけを利用する「ノートパソコンモード」、ディスプレイを閉じて天板部分のタッチ対応ディスプレイを利用する「タブレットモード」、二つのディスプレイに同じ内容を表示する「ミラーモード」、二つのディスプレイにそれぞれ違う内容を表示する「デュアルスクリーンモード」の四パターンがある。

「ASUS TAICHI」のほか、ノートPCとして「G75VW」「N56VJ」「U37VC」「U24A」「X301A」の5機種7モデルを、デスクトップPCとして「All-in-One PC ET2300INTI」「All-in-One PC ET2701INTI」「CG8890」「CG8580」「CG8480」「CM6870」「CM1745」「CP3130」の8機種12モデルを発表。11月17日から順次発売する。

→デスクトップPC冬モデルの詳細