必食! 〆はA5牛たっぷりのカレー&牛丼で

もちろん、ただのカレーではない。寸胴鍋にA5等級の肉を20〜30キロ入れて作った特製カレー。

A5等級の肉がゴロゴロ入った特製カレー。

大きめの肉をとろけるぐらい丁寧に煮込んである。しかもスパイシー。

カレー専門店でも、この贅沢なカレーは出せない。というか無理。これを食べるだけでもこの店に来る価値がある。客の中には、焼いたカルビをカレーライスに載せて賞味する人もいるらしい。わかる、わかる、やりたくなるその気持ち。

ランチでも焼肉食べ放題を実施しているが、ランチメニューもある。牛丼である。

言わずもがな肉はA5。甘辛く煮た天草黒毛和牛の牛丼がスープ付きで500円。9月中旬からスタートしたばかりの新メニュー。トロントロンで、脂が甘い牛丼は、あの店の牛丼とは異次元の、超高級料理。

これが甘辛く煮た、天草黒毛和牛の牛丼。

カレーも食べたいし、牛丼も食べてみたい。そんな「うまい肉党」の貴殿に吉報。500円で牛丼を注文し、プラス500円で黒毛和牛カレーのバイキングを付けることができる。

昼間から焼肉食べ放題を頼む勇気も時間もない貴兄には、牛丼代にプラス500円で肉を一皿注文できる、オプションをすすめます。

その他、1000円と2000円で焼肉が食べられるランチもある。※仕込みの都合で、食べ放題に登場するカレーが牛丼になるときもある。

毎月29日は「肉の日」と銘打ち、大赤字覚悟のイベントを実施している。次回9月29日(金)は、2900円でA5とA4のロースの食べ放題を開催する。ただし、毎回イベントの内容と価格は異なるので要注意。

いずれにせよ、4000円以下で天草黒毛和牛を提供するので、うまい肉党には目が離せないイベントであることは間違いない。

焼肉食べ放題の常識をくつがえされました。いい意味でだまされました。

【たなか畜産東十条店】
東京都北区中十条3-17-2 第76東京ビル3階
03-5948-6540
11時~14時(LO13時半)、17時~23時(LO22時半)
ただし、土・日・祝日は11時~23時(LO22時半)
無休

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。