年末年始の風物詩!  冬の選手権、4175校の頂点はどこだ

2012.11.19 18:27配信
各都道府県代表校の初戦が決まる 各都道府県代表校の初戦が決まる

その瞬間、会場の日テレはこの日一番のどよめきが起こった。16年連続18回目の出場の青森山田(青森)と84回大会優勝の野洲(滋賀)による1回戦が決まった瞬間が、11月19日に行われた『全国高校サッカー選手権大会』公開組み合わせ抽選会のクライマックスとなった。

第91回全国高校サッカー選手権大会 開催スケジュール

初戦でいきなり強豪同士の潰し合いを余儀なくされた両校だが、主将の反応は好対照だった。青森山田・椎名政志主将は「強いところと対戦したいと思っていたので楽しみです。積極的な守備からショートカウンターがうちの武器」とキッパリ。対する野洲・松田惠夢主将は「うーん、もう、あれなんで……」と戸惑いを見せつつ、「相手は毎年いいところまで勝ち上がっている。自分たちは挑戦者なので、がむしゃらにぶつかりたい」と続けた。

代表校の名前を見ると、第91回大会もここ数年のトレンドを色濃く反映していると言える(静岡・熊本のみ決勝は未消化)。過去10大会の優勝校のうち、今大会の予選を勝ち抜いたのは野洲と滝川第二(兵庫)のみ。前回大会ベスト4のうち、今年も出場するのは四日市中央工(三重)のみである。『冬の選手権』で名門校が上位を独占していたのは昔の話。昨年は名門・市立船橋(千葉)が5度目の優勝を果たしたが、84~89回大会はいずれも初優勝の高校が頂点に立っている。四中工・樋口士郎監督も「昨年の準優勝のプレッシャーがある中、三重県予選を勝ち抜いたのは自信になる。他県を見ても、本命と言われる高校が結構負けているので」と語った。四中工・田村大樹主将の準優勝の捉え方は少し違った。前回大会決勝で四中工は1-0とリードしながら、市船に試合終了間際に追いつかれ、延長戦で敗れたのだが、「最後の1分間を守りきれなかったのが、逆にチームのいいモチベーションになっている」と明かした。

強豪校には強豪校ならではの経験値があり、新興校には新興校ならではの勢いがある。八千代・柳育崇主将のように、「千葉県代表に恥じない戦いをしたい。千葉を勝ち抜いてきたので、どこが相手でも負けない。目標は全国制覇です」と激戦区を制した自信を持つ高校もある。91回目を数える『冬の選手権』、4175校の頂点を目指す戦いは予測不可能。ただ、これだけは言える。あのメロディに乗って、年末年始の関東でいくつもの激闘、ドラマが繰り広げられることだろう。

主な1回戦は修徳(東京A)×鳴門(徳島)、前橋育英(群馬)×宮古(沖縄)、仙台育英(宮城)×高知(高知)、主な2回戦は富山第一(富山)×作陽(岡山)、東海大仰星(大阪)×聖光学院(福島)、桐光学園(神奈川)×四中工など。開会式及び実践学園(東京B)×東海大五(福岡)の開幕戦は12月30日(日)・国立競技場。決勝は2013年1月14日(月・祝)・国立競技場。チケットの一般発売は11月20日(火)午前10時より。

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