究極のラーメンAWARDはこうして行われた!!

某情報誌の人気企画が、ぴあの全面協力で電撃復活。ブラッシュアップした究極のラーメン四天王が一堂に会し、各賞受賞店の選出をめぐって激論を展開!

記念すべき究極のラーメンAWARDは、まだ残暑厳しい8月下旬、ぴあ関西支社の一室に、沖山・細井・井村の3氏と紅一点の釈 京子氏を迎え、時には熱い議論を交えつつ、厳正かつ公平に選出された。事前に、1000店以上を網羅した採点表に各人が5点満点でチェック。その集計結果をもとに、最終決定されたのである。

沖山「ここ最近のラーメン店の出店ラッシュはすごいですね。月20~30店はざらで、新店情報の更新が大変でした」

細井「大阪では閃、八海山、無限など煮干スープを打ち出した店の進出が目立ちましたね。どの店も無化調でハイレベルな味がとても印象的でした」

釈「私は奈良や滋賀などでのラーメン人気の上昇も強く感じました。みつ葉や九州雄など、遠くても安定して集客できる実力店が頼もしく感じました」

井村「和歌山の月乃家や、鶏白湯では京都の極鶏など、濃厚系スープが健闘。○丈、やす田など名店のDNAを受け継いだ店も順調に育ちましたね」

4人が率直に意見交換を行い、同点の場合は決選投票を敢行。あるいは新店でも実力があれば部門賞で扱うなど、全員の統一見解を慎重に探る作業の連続。結局、全部門の受賞店を決定させる白熱の会議は、終電前にまで及んだ。

究極のラーメンAWARD 関西 総評と展望

名店の弟子筋が順調に成長 もはや自家製麺は常識に!?

まず印象的だったのは、2000年初頭に創業した有名実力店が軒並みランキングしていない点。「新鮮さに欠ける」時点で選ばれにくいと言えそうだ。逆に○丈、山崎麺二郎、やす田、九州雄、たけ井などそれら有力店で修業した弟子筋の店の健闘が光った。

次に、目立ったのが自家製麺の店。全受賞店の7割以上とは驚くべき数字で、つけ麺人気や麺機会社の進出で、今後もさらに増えそうだ。ちなみに麺業者では、麺屋棣鄂のシェアの多さが印象的だった。スープでは近年一世を風靡した豚骨魚介系が落ち着きを見せる一方、煮干醤油味が進出。次なる味もなお魚介系が鍵を握る?


究極のラーメンAWARD選考委員会
(「最新!最強!究極のラーメン 2013 関西版」より 撮影・取材・執筆:木南 鼓)

※掲載されている情報は2012年8月に取材したものです。取材後のデータ改定、変更もありますのでご注意ください。

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