幼稚園の場合(延長保育)

・給食がない

・お昼寝タイムがない園が多い

・おやつは出ないところが多い (必要な場合は持参させる)

・延長保育は定額であったり、スポット料金であったりまちまち

・夕食は出ない

・延長保育でも「教育的要素」がある

両者にはこのような違いがありますが、大きな違いは「お昼寝」「おやつ」「預けられる最長時間」です。

同じ時間だけ預けることができても、幼稚園の場合はお昼寝タイムがない場合が多く、子どもにもよりますが、お昼寝がないと夕方ぐずぐずしてしまう子もいるでしょう。

また、おやつがない園が多いため、必要な場合は持たせなければならなかったりします。

預けられる最長時間については、もともと幼稚園と保育園の趣旨が違うため、ここは仕方ありませんね。

こうやって比べてみると、ママ目線の「預ける」という概念においては、幼稚園の方が制限があるように見えますが、勝る部分もあります。

それは延長保育でも教育的要素があることです。英会話やリトミック、スポーツ教室などを開催して預かってくれる園もありますから、そこは保育園には負けないところと言えるでしょう。

生活スタイルに合わせた幼稚園の延長保育活用方法

では、保育園の選考に落ちた働くママ達が、保育園を諦め幼稚園の延長保育を利用しながら、どのように過ごしているのでしょうか。実態を聞いてきました。

1歳半までは育休、2歳から民間保育室、3歳から幼稚園の延長保育

出産前まで正社員で働いていたFさん。出産後は育休、民間保育室を利用しながら公立の保育園入園を目指し保活に励んでいましたが、3歳児でも入園できず断念。

保育園は諦め、気持ちを切り替え幼稚園に入園させ、延長保育を利用しながら時短で働いているそうです。

次の4歳児でまた公立の保育園入園を目指そうと思ったそうですが、子どもが思ったよりも幼稚園に馴染んでいて、友達もでき楽しそうだったため、このまま幼稚園を卒園させることに決めたとFさんは言います。

毎日のお弁当の準備や、延長保育に開催される英会話教室やダンス教室などの準備が大変ですが、お弁当は自分の分も一緒に作ってしまえばお金も節約できますし、保育園に行かせていたら教育的要素はありませんから、今考えたら保育園よりも幼稚園を選んで良かったと言います。