■過去1年間で異性に「ときめき」を感じたことがありますか?
⇒「ときめかない症候群」流行中!?
調査協力:マクロミル(2012.10.19~10.21/対象者20.39歳の男女各200人/単一回答)
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■恋人の条件として考慮・重視するポイントは?
⇒恋人は「人柄」重視!
調査協力:マクロミル(2012.10.19~10.21/対象者20.39歳の男女各200人/複数回答)
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「恋愛に発展するような“ときめき”を感じることが減っているようです。瞬発的に誰かを好きになることができない『ときめかない症候群』は若者世代に増えています。恋愛に積極的になる以前に、恋愛のスタート地点に立てていないのが20代・30代の現状です」

アンケートでも、過去1年間にときめきを感じたことがないと回答したのは男性28・5%、女性24・5%。実に1/4もの人が「ときめかない症候群」の状態にある。その理由を犬山さんはこう分析する。

「常に仕事のことを考える人が増えたからではないでしょうか?誰しも思考のキャパシティには限界があるもの。そのほとんどを仕事が占めていては、恋愛のことを考えられる余裕はありません」

「ときめかない症候群」は仕事に忙しい、20代・30代ならではの悩みと言えるかもしれない。

「また、年齢を重ねるほど、恋人に望む条件は高くなるもの。より、ときめきづらい状況を生み出しています。『普通の人でいい』と言っている人でも、よくよく話を聞いてみると、人柄や経済力、家族構成など、恋人に求める条件をいくつも持っているもの。ひとつひとつのハードルは低くても、そのすべてを満たしている相手はまずいません。『普通の人でいい』という言葉は『完璧な人がいい』と言っているのと同じなんです」

バブル期の「三高」(高学歴・高収入・高身長)に比べると、ハードルが低くなったようにも見える、現在の理想の男性像「三平」(平均的な収入・平均的な外見・平穏な性格)も、実は高望みした条件であるようだ。