エマニュエル・パユ (c)Josef Fischnaller licensed to EMI Classics エマニュエル・パユ (c)Josef Fischnaller licensed to EMI Classics

第3代プロイセン王のフリードリヒ2世(フリードリヒ大王)の生誕300年を記念したプログラムを携えて、現代最高のフルートの名手エマニュエル・パユとポーランド放送室内合奏団が来日公演を行う。

「エマニュエル・パユ」の公演情報

優れた軍事的才能と合理的な国家経営で啓蒙専制君主としてプロイセン王国の王座に君臨したフリードリヒ2世(1740年~1786年)。その一方で、自らフルートを演奏し、当代一の名手ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツに師事するなど、大の音楽愛好家としても有名だ。宮廷楽団にクヴァンツや大バッハの息子カール・フィリップ・エマヌエル・バッハらを招き、ポツダムに建設したサンスーシ宮殿を宮廷音楽の中心地としたほか、作曲も手がけ、生涯で書き上げた作品はフルート・ソナタだけでも約300曲にものぼるといわれている。

そのフリードリヒ2世の生誕300年を記念し、現代最高のフルートの名手エマニュエル・パユがまもなく開催する来日公演で、大王の作品を取り上げる。プロイセンゆかりのポーランド放送室内合奏団をバックに、フリードリヒ2世や彼の師クヴァンツの協奏曲などを披露。生誕300年の“元祖フルート・キング”と、世界最高のオーケストラ、ベルリン・フィルで首席奏者を務める“現代のフルート・キング”、時代を超えた貴重な“共演”が繰り広げられる。

「ポーランド放送室内合奏団 with エマニュエル・パユ」来日公演は、11月27日(火)に横浜みなとみらいホール、11月28日(水)に東京オペラシティ コンサートホール、12月1日(土)に神戸文化ホールで開催。いずれもチケットは発売中。