「男性、女性ともに、4つの視点で相手が恋愛対象であるかを判断します。まず、ひとつ目の視点が『性的な魅力』。容姿や男性らしさ、女性らしさなど、外見的な魅力です。特に男性が女性に求める性的な魅力の判断基準は、自分の好みの容姿であるか否かと、至ってわかりやすいものです」

しかし、女性が男性に求める性的な魅力は少し複雑だ。

「男性には容姿のほかにも、『サバイバルスキル』が求められます。サバイバルスキルとは、女性が“この人は頼れる”と感じられる魅力のこと。経済力や知性、問題解決能力などに加えて、ファッションや会話などのセンスもサバイバルスキルとして求められるのです」

それほど容姿に優れていなくても、このサバイバルスキルが高ければ、男性は性的な魅力を女性に感じさせることができると言う。

「ふたつ目の視点は、お互いの価値観が一致していたり、一緒にいて居心地がいいなど、『パートナーとしての魅力』。長期的な関係を築く上で、欠かすことのできない要素です。また、年齢を重ねるごとに意識するようになるのが、3つ目の視点『結婚相手としての魅力』。家庭的であることや経済観念の一致など、家庭を築く上で必要な要素が求められます」

特に、パートナーとしての魅力は、性的な魅力と比べて、相手に伝わるまでにある程度の時間を必要とするのも特徴だと言う。

「最後に『自由を邪魔しない魅力』。恋人関係に発展すれば、多少なりともお互いの自由は奪われてしまうものです。夢や目標を追っている人や、趣味を大切にする人など、束縛を嫌う人は自分の自由を奪わない相手を求めるのです」

この4つの魅力のうち、自分がどの魅力を備えているかを判断し、それぞれに適したシーンを選ぶことが、恋愛につながる出会いを増やすコツだとぐっどうぃる博士は話す。

「瞬間的に魅力を伝えることができるのが、性的な魅力の強みです。容姿に自信があるのなら、積極的に合コンや街コンに参加するのもいいでしょう。逆に、魅力を伝えるために長期的なコミュニケーションを必要とする『パートナーとしての魅力』は、じっくりと関係を築くことができる、サークルや習い事をはじめるのがおすすめです」

また、その魅力を求める人が多く集まる場所を選ぶことも、出会いには効果的だ。

「結婚相手としての魅力が高いのであれば、結婚を望む人が多く集まる婚活サイトで多くの出会いに恵まれるはず。また、自由を邪魔しない魅力をアピールしているのであれば、自由を邪魔されたくない人が多く集まる場所。たとえば、起業を目指す人が集まる勉強会やセミナーなどが出会いの場となるでしょう」

自分の魅力に適した出会いのシーンを選ぶことができれば、「出会いがない」とボヤくことはなくなりそうだ。 

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