(左から)早乙女太一、森山未來、小栗旬、小池栄子、勝地涼

演劇を映像で見せるという新たな試みで話題の“ゲキ×シネ”最新作『髑髏城の七人』の完成披露試写会が26日(月)に開催され、小栗旬、森山未來、早乙女太一、小池栄子、勝地涼が舞台あいさつに登壇した。

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「劇団☆新感線」が90年から7年に1回上演してきた人気演目を若手キャストを迎えて2011年に再演した本作。かつて信長に魅せられ、配下としてその野望に身をゆだねた3人の男たちが、秀吉による天下統一を目前に再びあいまみえる。

1日に2公演の日を含む計69公演を共にしたキャスト陣が久々に揃ったこの日。公演期間中にもみんなで酒を飲んだりすることもあったようで、小栗は「(上演後に)みんなでアイシングする時間があって、ひざや肩にアイスを着けたまま乾杯してました」と振り返った。ちなみにそんな時でも、「太一は早く帰っていた。いのうえ(ひでのり/演出)さんが楽屋に降りてくる前に帰っていた」と森山がニヤニヤと証言。小池が「(みんなと一緒に)いたくないんじゃなくて家に帰りたいんだよね?」と優しくフォローを入れると、早乙女は「帰りたいんです」と苦笑交じりにうなずいていた。

若い俳優陣が集結したことで本作およびキャスト陣は“ワカドクロ”と呼ばれていたそうだが、若いとはいえ前日の酒が翌日にしっかり残ることもあったよう。小池が「旬くんは顔がむくんで『誰?』っていう日もあったよね?」と暴露。小栗は「1回、アンパンマンみたいになってた日がありました」と自嘲気味に明かした。森山は早乙女に口移しで毒を飲ませるという男同士のキスシーンと見まがうような官能的なシーンがあるが、「後日、太一とご飯食べたときに『ぶっちゃけ、おれの口移しどうだった?』って聞いたら『マジで酒臭くて嫌だった』って言われた」とショック(?)を告白。早乙女は「本当に酒臭いんですよ」と思い出すのも辛そうに明かし会場は笑いに包まれた。

また勝地は公演中、体を気遣って「赤マムシにスッポン、ユンケル…」と片っ端から精力剤を試していたそうだが「真っ先に声が枯れてたよね?」(小池)、「太ってた(笑)」(森山)、「腕がパンパンだった」(小栗)と次々とダメ出しを食らい、挙句にかつて『髑髏城の七人』で主役をはった古田新太から届いた映像メッセージでは、ひとりだけ名前を読んでもらえないなど散々なイジられっぷりで客席の笑いを誘っていた。

『髑髏城の七人』
2013年1月12日(土)より全国ロードショー