プロレスファン憧れのリング上でロープワークも!

休憩を挟み、腹筋を数種類した後は打撃の練習。

サンドバッグにプロレス技の一種、エルボー(肘打ち)を打ち込みます。腕の動きと連動するように、足運びも決まっているようで、これがなかなか難しい。

ただ、ここでも征矢さんが手本を見せてくれるほか、適宜、個別に指導してくれるので安心です。

この日は仕事の都合などで不参加の方もいたようですが、基本的に10人以下での少人数のため、一人ひとりに、きめ細かく指導してくれるのが嬉しいですね。

続いては、プロレスファン憧れの「リング上」でのトレーニング! 人生で一度はのぼってみたい、と思う方は少なくないはず。ええ、このクラスに入会すれば、毎週のぼれてリング上でトレーニングできます。

はじめは、前転や後転、側転、逆立ちの動作を入れてからの前転などで、リングを横切っていきます。多くは十何年以上(?)していない動作で、前転以外、正直うまくできませんでした。

他の生徒さんを見ていると、プロレス流フィットネスクラス開講当初から、約2年通っているという大人の男性たち、通い始めて数カ月経つ方たちは、すべて軽々とこなしていました。通っているうちに、体が慣れてきて、無理なくできるようになるのかもしれません。

その後はロープワーク。ロープまで全力で走って、背中から勢い良くロープに身を預けるようにして反動を利用し、反対側のロープまで走って戻る動作です。実は中にワイヤーが入っているロープはとても硬くて、普通にぶつかっていくと痛くてびっくり。

レスラーの皆さんは、ごく普通の表情で試合中、何十回もロープワークをしている・・・。

そう考えると、レスラーは本当に体を鍛えに鍛え、強くしているんだなぁと、改めて思うのです。最後はプロレスの試合の序盤で見られるロックアップ(選手同士ががっちり組み合う動作)や関節技を交えた動きの練習をして終了。

プロレスファンはもちろん、普通に体を動かしたい方、きちんと体づくりができていて信頼できる指導者に教えてもらいたい方などにおすすめのプロレス流フィットネスクラス。気になる方は一度体験してみてほしいです。

取材協力/GEN SPORTS ACADEMY

教えてくれたのは……征矢学さん

WRESTLE-1所属のプロレスラー。1984年長野県出身。2007年デビュー。WRESTLE-1チャンピオンシップ、WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ、アジアタッグ、世界タッグ、BJW世界ストロングヘビー級、世界最強タッグ決定リーグ戦優勝など、数々のタイトルを獲得。Twitter:@bunamayaso

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。

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