「フォトクレアシステム」搭載の「カドー空気洗浄機」

業務用空気清浄機「Prasini」を販売するエクレアは、11月27日、一般家庭向けに「フォトクレアシステム」を搭載した「カドー空気洗浄機」を12月10日に発売すると発表した。全国のヨドバシカメラとオンラインストアで販売する。

発表会の冒頭、古賀宣行代表取締役は「国内の空気清浄機普及率は50%以上で、成熟市場。我々が後発であることは認識している。また、日本の主流はイオン方式だが、世界で主流のフィルター方式をあえて採用し、差異化を図る。2013年に5億円、2万台の売り上げを目指す」と意気込みを語った。

フィルター方式の空気清浄機は、空気を浄化する性能と、空気を大量に室内に循環させる風量が重要となる。「カドー空気洗浄機」は、多くの空気を高速で取り込み、さらにセルフクリーニング機能でフィルターの吸着力が長もちする「フォトクレアシステム」を搭載する。

フィルターの長寿命化のために、可視光で反応する独自開発の「光触媒活性炭フィルター」を採用。可視光をあてることでフィルターに吸着した有害物質、細菌、カビ、花粉を二酸化炭素と水に分解し、吸着力を再生させる。

最上位モデルの「AP-C700」は左右の吸気口から大量の空気を取り込み、毎分15.3m3の空気洗浄を実現。米国家電協会(AHAM)が定めるCADR(クリーンエア供給率)という指標で、日本メーカーとして最高値を獲得した。

ラインアップは、最大適用畳数が55畳用の「AP-C700」、39畳用の「AP-C500」、23畳用の「AP-C300」、9畳用の「AP-C100」の4モデル。価格は、「AP-C700」が12万8000円、「AP-C500」が9万9800円、「AP-C300」が6万9800円、「AP-C100」が4万4800円。交換フィルターの価格は、2枚セットの「AP-C700」用が2万800円、「AP-C500」用が1万2800円、「AP-C300」用が1万800円、「AP-C100」用が6800円。