「ミルエネ」を使って変わった、電気使用に対する意識

・本当に電気代のかかる家電が分かる
従来は、家電を買うときに「最新機種は10年前の機種に比べて消費電力が数分の1に」といううたい文句程度でしか、消費電力量を気にすることがなかったのですが、「フレッツ・ミルエネ」のグラフがグンと上がるのを目の当たりにすると、「これを使うと、このくらいの電気代」ということが、かなり詳細に分かります。

1人暮らし、2人暮らしであれば、多くの家電を一度に使うことも少ないため、家全体の消費電力グラフだけでも、家電ごとの電気代は意外と分かってしまうのです。すると、消費電力の大きいと言われている家電(エアコンや電子レンジ)以外にも、電気を使うものがあることが分かってきます。また、単純な電気代だけの比較ではなく、費用対効果も明らかになります。例えばエアコンも「この電気代で部屋全体が暖まるなら、納得できる」と思えるようになってきました。


・節電の戦略が立てられる
グラフを見ていると「人が活動していなくても、一定の電気代はかかる」のが分かります。また、先ほどの話にもあったように、家電ごとの電気代も分かりますから、「節電で節約するのなら、どこを抑えればいいか」といった戦略が立てられるようになります。活動していない時間の電気代を抑制するほうがいいのか、それとも、大きな電力を使う家電を最新型に変えたほうがいいのか、それが分かると、「まず照明をLEDに代えるべきか」「冷蔵庫を省エネ型に代えるべきか」「ドライヤーは最新型に変えても電気代はあまり変わらないから使用時間を抑えるべきか」といった節電・節約の効果を高める方法に、プライオリティを付けられます。お金があれば、ぜんぶやればいいんでしょうが、そこは順番というものがありますからね。


・電力プランを比較したくなる
電力プランの変更は、アンペア数の変更だけではありません。例えば東京電力ならば、標準的な「従量電灯」のほかに「おトクなナイト8・10」「ピークシフトプラン」「電化上手」「深夜電力」「スマイル・クッキング割引」と種類があります。このうち、「おトクなナイト8・10」と「ピークシフトプラン」は、電気温水器などを使っていなくとも選択でき、夜間電力が割安になるプランです(ただし、日中の電気代は割高になります)。

今までは時間ごとの電気代を知る方法がほとんどなかったため、プランを変更して電気代を節約できるかどうか事前には分かりませんでした。でも、「フレッツ・ミルエネ」を使えば、電気料金メニューの変更が凶と出るか吉と出るか、変更前に分かります。


生活スタイル面ではまだ大きな変化は感じられていませんが、携帯電話の普及で多くの人が感じたように「慣れてしまうと、なかったときの生活が思い出せない」なんて感覚になるのではないかと思います。恐らく、ガスや水道の使用量がリアルタイムで分かるようになるのも、案外すぐなのかもしれませんね。

ガラッと変わる未来ではなく、ジワジワとくる未来を体感したい方は、ぜひ「フレッツ・ミルエネ」をおすすめします。

つねやまごう:1978年モデルの物書き・コピーライター・Web編集者。大学時代は古文書と絵巻物を読みつつ過ごし、卒業、就職、紆余曲折を経て、フリーランスに。趣味は猫の爪切りと帰宅です。ブログTumblr