(左から)アマンダ・セイフライド、ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ

世界43か国で上演され、6千万人を超える動員数を記録した大ヒットミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』の日本公開を記念し、主演のヒュー・ジャックマンをはじめ、共演するアン・ハサウェイとアマンダ・セイフライド、トム・フーパー監督、プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ氏が来日。28日、東京国際フォーラムでファン2500人を前に公開記者会見が行なわれた。

その他の写真

本作は、ヴィクトル・ユゴーの小説を基にしたミュージカル『レ・ミゼラブル』を完全映画化した作品。パンを盗んだために19年もの間、牢獄生活を送ったジャン・バルジャンの波乱の人生を描く。フーパー監督によると「先週の木曜日に完成したばかりなんだ」といい、舞台版の生みの親であり、本作にプロデューサーとして名を連ねているキャメロン・マッキントッシュ氏も「以前から映画化のプランはあったが、ここにいる才能あふれる監督とキャストが揃った“今”でなければ実現はしなかった」と完成に感慨もひとしおの様子だった。

親日家のジャックマンは、映画『ウルヴァリン:SAMURAI』の撮影のため8月にも日本を訪れており、今年2度目の来日。「日本に来れて、とてもうれしいです。素晴らしい」と日本語であいさつし、「僕にとっても特別な意味をもった作品。(スタジオではなく)現場で歌う撮影スタイルのおかげで、毎日初舞台に立つ気持ちになれ、自由で自然な演技ができた」と達成感。

今年9月に結婚したハサウェイは、本作で早くもアカデミー賞助演女優賞候補の呼び声も高く「この作品に出演できた喜びは、今も心にしみこんでいる」と公私ともに幸せいっぱいに見えたが、フーパー監督が「世界で一番美しい女優」とセイフライドのことを絶賛すると「何ですって? もうあなたは他人よ(笑)。なんてね…、監督の言うことには同意するわ」と飾らない素顔で会場を大いに盛り上げた。一方、セイフライドは映画のプロモーションとしては初来日で「クールな日本に来ることができて最高。今が人生で一番エキサイティングな瞬間だわ」と満面の笑みを浮かべていた。

なお、4月23日(火) から7月10日(水) には、日本版舞台の『レ・ミゼラブル』が帝国劇場で公演される。映画と舞台の方で『レ・ミゼラブル』の世界を堪能してみてはどうだろうか。

『レ・ミゼラブル』
12月21日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー