初の女性ファイナリスト、電子工作、高校生、前回チャンピオンと経歴はさまざま

初の学生限定予選で通過した、原田さんは初の女性ファイナリスト。「コトバノモリ」という、言葉から連想されるキーワードをYahoo!やGoogle!、ソーシャルを検索し、その結果が木となって育つというもの。

 

木になった言葉を落とすと種になり、ソーシャルで話題になっている事柄が葉になり、検索結果が自分に適した木や森になるという作品。「検索をしても自分が探している言葉がなかなかでてこない」こともあって、よりビジュアル性の高い表現にしたとのことです。


 

 

「おーいおまえ ねむっTEL」は電子工作イベントから生まれた、マッシュアップ作品。受験勉強など、寝てはいけないときに寝ると、電話を掛けて起こしてくれるというガジェット。ガジェットを手につけてつけた状態で手が止まっていると、電話が鳴って起こしてくれます。それでも起きないと、両親に電話がかかり「お前の息子寝てるぞ」という、報告までしてくる優れもの(笑)

電子工作イベントのあと、酒を飲みながら友達と話しているうちにアイデアを思いつき、その日のうちに8時間ほどでプロトタイプを作ってしまったとか。
 

 

北海道予選の高校2年生が作ったのは、TwitterやFacebook、Google+、LINEなどソーシャルメディアのアカウントをまとめたプロフィールページを簡単に作れるサービス「SoMoX」。「ネット上の名刺」として使ってほしいとのこと。

作ったきっかけは、名刺を作るときにさまざまなアカウントを入れ込むのが面倒だからだとか。ログインはFacebook,Twitterなど各種ソーシャルサービスでログインが可能で、ユーザー検索やデザイン変更も可能だとか。「欲しい!」「使ってもらいたい!」がすべての原動力で、その思いがあったから作れたというのが印象的でした。
 

最後に登場したのは、前回大会のチャンピオン。ギターを持って登場です。

演奏ネットワーキングサービス「melocy」は、ユーザーがiPhoneアプリ上で録音した演奏を聞くことができたり、その曲に別のユーザーが演奏重ねて公開することも
できるというもの。
 

 

サービス同士だけではなくて、人と人、音と音もマッシュアップして楽しもうという試みだそう。JASRACの許諾をとっているので、既存の曲の演奏もOKのことです。

新機能として、iPhoneに入っている曲を聞きながら演奏できる機能を追加。「うまく弾けない」「機材やソフトがない」「仲間がみつからない」といった障害をなるべく少なくできないかがよく考えられた作品でした。