生きてる零戦との出会いにちょっと寄り道……所沢市役所の展望レストラン

カマボコ状の建物が所沢航空発祥記念館。
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晴れている日は富士山の山容も見える。
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所沢航空発祥記念館で開催中の特別展「日本の航空技術100年展」で、12月1日から始まる“アメリカの動く零戦”の特別展示。“零戦見学”のついでに楽しめる所沢の寄り道スポットをピックアップしてみます。

まずは記念館から目と鼻の先という場所の、所沢市役所から。ココの8階の展望レストランでは、所沢航空記念公園の広大な緑地を見下ろしながら、ゴハンやコーヒーの時間を楽しめます。

記念館に併設されているレストランも、眺めグーです。公園内に保存されているC-46中型輸送機「天馬」を眺めながら、コーヒーやビールが楽しめます。ちなみに、土日祝日のみ開催されるランチバイキング(11~14時)は、大人1200円というお手ごろ価格で楽しめて、人気のようです。

生きてる零戦との出会いにちょっと寄り道……C-46、YS-11、0系

から揚げ&ビールで、夕日を浴びて機体を光らせるC-46中型輸送機「天馬」に乾杯
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C-46中型輸送機「天馬」
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帰り道に立ち寄りたいポイントも。記念館の最寄り駅である、西武鉄道の航空公園駅の前には、日本を代表する国産旅客機YS-11が保存・展示されています。この機体を眺めながら“お茶”ができる喫茶店が、向かいの「カフェレオーネ」です。テラス席もあるので、陽だまりのなかのランチも楽しめます。

タマゴサンドとコーヒーと国産旅客機YS-11。70年代の地方空港を彷彿…!?
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最後は、かなり無理矢理ですが、“ゼロつながり”で、零戦を見たあとに新幹線0系に会いに行くのはいかがでしょう。航空公園駅から西武拝島線などの電車を乗り継いで昭島へ。ここも、昭和飛行機工業など、戦前から続く飛行機関連メーカーがいまも残る地。このエリアに、新幹線0系がひっそりと余生を過ごしています。しかも、図書館としてです! こうした“ゼロつながり”で日本の乗り物の歴史に触れるというのも、アリかと……。

ひっそりと構える0系。実態は昭島市民図書館つつじが丘分室(新幹線電車図書館)
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寄り道スポットもいっぱいの“零戦特別公開”。零戦からYS-11、MRJ(三菱リージョナルジェット)へと続く国産機の歴史の流れ、さらに新幹線0系へと派生する日本の技術史に触れられる、いい機会となるかもしれません。「そもその、なんでこの所沢が、日本の航空発祥の地なの!?」といった疑問の答えを探してみるのもおもしろいと思います。


所沢航空発祥記念館 日本の航空技術100年展

零戦来日! 世界で唯一のオリジナルのエンジン始動見学会も実施!

<来日する零戦について>
所沢航空発祥記念館で展示される零戦は、1944年6月にサイパン島で米国海兵隊によってとらえられた機体です。その後、民間に払い下げられ、1957年にプレーンズ・オブ・フェームの創設者が引取り現在に至っています。栄21型エンジンをはじめ当時の勇姿のまま現存する飛行可能な世界で唯一の零戦です。

 

零戦展示期間:12月1日(土)~2013年3月31日(日)
会場: 所沢航空発祥記念館 (埼玉県)

【エンジン始動見学会】  ※雨天中止
第1回:12月1日(土)・2日(日)
第2回:2013年3月30日(土)・31(日)
※見学会は1日3回実施予定。
※当日は「航空公演まつり」同時開催予定。
チケットの購入はコチラ [ http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1226897&afid=681 ]

日本の航空技術100年展 - 所沢航空発祥記念館 公式サイト [ http://tam-web.jsf.or.jp/spevent/index.html ]