KDDIは、11月30日午前8時、全国のauショップや家電量販店などでアップルのタブレット端末「iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル」と「第4世代iPad Wi-Fi + Cellularモデル」の販売を開始した。東京・神宮前の「KDDIデザイニングスタジオ」では、カウントダウンセレモニーが開催された。

8時に向けて、田中孝司社長とタレントの重盛さと美さんが10秒前からカウントダウンを開始。来場者とともに発売を盛り上げた。「iPad mini」を手にした重盛さんは「本当に小さい。女性が持つ小さなバッグにもすっぽり入ります」と話し、実際に重盛さんのバッグに「iPad mini」に入れてみせた。

さらに、「メールで台本が来て、スマートフォンで確認することが多いんですが、『iPad mini』なら(スマートフォンより)画面が大きくて見やすい。本と同じぐらいの大きさなので、持ったまま歩けますね。365日24時間持っていけます!」と絶賛した。

KDDIが「iPad」の販売するのは初めて。田中社長は「とてもうれしい。やっと“選べるau”のラインアップが揃った」と感無量の面持ちだった。タブレット市場については「日本の市場はまだ小さい。だが、来年にはタブレットの時代が到来する」として、それに合わせてサービスの拡充に力を注ぐ方針を示した。

接続環境の整備として、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスと共同で、携帯電話のサービスエリアを都営地下鉄までに広げる。田中社長は「2012年12月末には駅構内やホームなどの99%、さらに2013年3月末には、駅間を含めて9割カバーする。これで家から会社までずっと(インターネットが)つながる」との計画を明らかにした。

最後に田中社長は「タブレット市場はまだ小さい。ソフトバンクと競うことではなく、使い方をお客様に訴求することに力を注ぎたい」と、これからの方向を示した。

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