MUCC(ムック)とミッツ・マングローブ(左から3番目)

『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが主演するゴシックホラー『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』の公開を記念した“黒衣のプレミア”イベントが29日、東京・新宿ピカデリーで行われ、本作の日本版イメージソング『G.G.』を担当するロックバンド・MUCC(ムック)が登壇。同曲のミュージッククリップ全編が初公開されたほか、シークレットゲストとして黒の“亡霊”ドレスに身を包んだタレントのミッツ・マングローブが登場し、会場を盛り上げた。

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19世紀末のロンドンに暮らす弁護士アーサー(ラドクリフ)が、遺言書を探すために訪れた洋館で、“黒衣の女”の影に翻弄され呪いの連鎖に巻き込まれていく本作。女装家として活動しているミッツは、この日のドレスに「自分の中にないセンスなので、すごく照れてしまう」と困惑顔。それでも主演を務めるラドクリフについて「いい感じで大人になっている。今後は楽しみですね」と期待を寄せ、「私の場合は、自宅が亡霊の館のようなもの。夜な夜な勇敢な青年が入ってくる」と笑いを誘った。

一方、MUCCのボーカル・逹瑯は「よくミッツさんに似ていると言われるので、親近感を覚えている」。さらに「ぜひ歌詞を書いてほしい」(逹瑯)、「作曲は小林亜星さんじゃないとイヤ」(ミッツ)と新ユニット“ムック・マングローブ”結成にまんざらでもない様子だった。イメージソングは映画からインスパイアされた書き下ろし楽曲で「日本的ホラーの怖さと、ゴシックな空気感がかっこいい作品」(逹瑯)、「映画に参加できてとても光栄」(ミヤ/ギター)、「思わず後ろを振り向きたくなる怖さ」(YUKKE/ベース)、「観たらお風呂に入れなくなるから覚悟して」(SATOち/ドラム)とアピールしていた。

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』

取材・文・写真:内田 涼