ジャン・レノと川島なお美

仏映画『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』の公開記念イベントが4日、都内の高級フレンチレストランで開催され、来日中の主演俳優ジャン・レノが出席した。最近では日本のTVコマーシャルで“実写版ドラえもん”に扮し、話題を集めたレノが本作で演じたのは、スランプに陥ったベテランシェフという役どころ。「シェフの友人も多いし、とても大変な仕事だというのは分かっている。高級店ほどお客さんは厳しいしね」と敬意を表していた。

その他の写真

スランプに陥ったベテランシェフ(レノ)にかわって、天才的な舌をもつペンキ塗りの若きシェフ(ミカエル・ユーン)や素人シェフたちが集結し、由緒あるレストランを守るために奮闘する姿を描いた本作。春野菜入り子牛肉のシチューや61年もののワイン、シュヴァル・ブランなど劇中に登場する高級メニューも見どころになっている。

普段から「友人や家族のために料理を作るよ」というレノにとって、本作の題材はうってつけ。さらに「出演を決めたのは、大好きな俳優であるミカエル・ユーンと共演できるから。おかげで自然と役に入り込むことができたんだ」と共演者を絶賛していた。シェフ役は初挑戦だが「どんな役であっても、演技や役作りへの取り組み方は同じ」と役者としての“レシピ”も明かした。

イベントにはワイン好きで知られるタレントの川島なお美も出席し、花束&ワインをプレゼント。「シェフたちの成功物語としてはもちろん、ラブストーリーも素敵。それにジャン・レノさん演じる主人公が自分の栄光を捨て、愛に生きる姿も素敵でした」とうっとり。得意のフランス語で「四ツ星をあげたい」と映画に賛辞を送っていた。

『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』
12月22日から全国でロードショー