――炭酸コスメを選ぶときの注意点を教えてください。
蘇原「基本的に炭酸そのものにはリスクはないですが、添加物や保存料が合わないこともあるため、使っているうちに肌が赤くなったり、かゆくなったりしたら使用をやめましょう。
炭酸は寿命が短いので、化粧品は炭酸を長持ちさせるためのさまざまな技術が用いられています。成分表を見て、できるだけ添加物が少ないものを選ぶのも一つの方法です。
まずは『体』から使ってみて大丈夫であれば、『顔』に使い、大丈夫なら『パック』に進むようにするといいでしょう」
――先生は、炭酸美容を行ったことはありますか?
蘇原「一時期、炭酸パックが流行った時期に、やったことがあります。泥に炭酸が含まれていて、肌につけるとシュワシュワして適度に刺激になり、毛細血管の流れが良くなるというものです。そのパックには保湿成分も入っていたので、肌が引き締まったように思います。
ただ、それがベストかというとそうではありません。合う・合わないがありますので、使用する場合はよく選んで使用してくださいね」
■取材協力:蘇原 しのぶ先生
皮膚科医。東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、白斑専門の新宿皮フ科副院長。2016年にしのぶ皮膚科開業。皮膚科・皮膚外科歴13年。ヒアルロン酸、ボトックスマスター認定医、日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。
オールアバウト美と健康のガイドでもあり、テレビ番組「スッキリ」「この差って何ですか?」等のメディア活動も精力的にこなしている。