「ABC座 ジャニーズ伝説2017」

 日生劇場10月公演「ABC座 ジャニーズ伝説2017」の公開通し稽古が6日、東京都内で行われ、出演するA.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一)が稽古前の囲み取材に参加した。

 舞台は、初代ジャニーズ、フォーリーブス、少年隊からA.B.C-Zに至るまでの、ジャニーズのそうそうたる歴史をエンターテインメントショーで描くもの。今回は、2013年、14年に続く3度目の上演で、新たなエピソードを加えて上演する。

 河合は開幕を目前に控え「“ジャニーズ大好き”ジャニーズの僕からすると最高の舞台。3回目とあり、曲数も増え、かなりジャニーズ愛にあふれた内容にパワーアップしています」と自信たっぷりにアピールした。

 舞台は、初代ジャニーズのレコード「ジャニーズとアメリカ旅行」にインスパイアされた新曲「We’re ジャニーズ」で幕が開く。

 これは「SMAP」「忍者」など歴代ジャニーズ全22のグループ名が歌詞に散りばめられた楽曲となっており、塚田は「世代によって、好きになったジャニーズのグループは違うと思うので、全員に楽しんでもらえたら。リスペクトの思いを込めて歌わせてもらいます」と語った。

 最近活躍しているグループとして「ジャニーズWESTの名前も(歌詞に)入っている」との声が挙がると、塚田は「本当は歌いたくなかったんだけど…。だってWESTの勢いすごいもん」とライバル心をあらわにして、笑いを誘った。

 さらに、5人に「伝説だなと思う先輩は?」という質問も。河合は「堂本光一くん。あんなに毎年、階段から落ちる人はいない」と堂本の主演舞台「Endless SHOCK」での名場面を挙げ、「あれは何年後かに教科書に載ると思う」と予想した。

 五関は「東山(紀之)さんもすごい。この前のカウントダウン(ライブ)でもアクロバットが現役と変わらなかった。体形もそうですが、あそこまで維持されると、ちょっと後輩としては焦ります。俺たちももっとやらなきゃなって」と大きな刺激を受けている様子だった。

 戸塚は「錦織(一清)さんです。トークも面白いし、ダンスも格好いいし、お芝居も格好いい。全てがそろっている。ヒーローですね」と語った。

 一方、橋本は「これから自分たちで伝説作っていきましょうよ。せっかくデビューしたからには、一つ伝説を残していかなければ」と今後の自分たちに期待を込めた。

 回答順で“大トリ”となった塚田は「伝説の先輩はV6の井ノ原(快彦)さん」と答えると、「前回の舞台は3回見に来てくれたのですが、今回は4回来てくれるんじゃないかな。お待ちしています!」とちゃっかりねだった。

 4人から「先輩にプレッシャーをかけてどうする?」と突っ込まれるも、塚田は「1回だけでもすごくありがたいですが、朝のお仕事(NHKの情報番組『あさイチ』)をされて、そのまんま来れますもんね? その流れで前回も来ていただいたので…」と天然ぶりをさく裂させた。

 最後は河合が「一番、いろんな先輩方に見に来てもらえる舞台にしたいです。絶対に楽しめると思うので」としっかりまとめた。

 舞台は7日~28日、都内、日生劇場で上演。