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15日(土)に公開されるティム・バートン監督の3Dアニメーション『フランケンウィニー』の本編映像が公開された。バートン監督らしい個性的な映像とキャラクターに注目が集まっている本作だが、その根幹にあるのは少年と愛犬の心温まるドラマ。そのことがしっかりと伝わってくる映像だ。

『フランケンウィニー』本編映像

本作は、バートン監督が1984年に制作した短編作品『フランケン・ウィニー』を基にした白黒3Dアニメーション。科学の大好きなヴィクター少年が、事故に遭った相棒の犬スパーキーを、授業で習った“電気の実験”を応用して甦らせることから始まる大騒動を描く。

このほど公開されたのは、“電気の実験”によってスパーキーが死の世界から甦る重要なシーンの一部。スパーキーは、事故にあった結果、身体はつぎはぎだらけで見た目は少しヘンテコだが、彼は自分が一度死んだことに気づいていないようで、その表情や行動はどこまでも愛らしい。また、映像を観るとヴィクターはスパーキーを“ペット”ではなく“相棒”として扱っており、ふたりの友情が垣間見える。

本作は、バートン監督が幼少期に暮らしていた愛犬との思い出が作品作りに大きな影響を与えているそうで、ストップモーション・アニメを駆使した個性的な映像と、誰も共感できるドラマが融合した作品に仕上がっている。

『フランケンウィニー』
12月15日(土)全国公開