『しあわせのパン』完成披露試写会

原田知世と大泉洋が夫婦役を演じる新作『しあわせのパン』の完成披露試写会が23日(水)に、本作の舞台となる北海道で行なわれ、ふたりと三島有紀子監督が登壇した。

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『しあわせのパン』は、北海道を舞台に洞爺湖(とうやこ)のほとりにある小さなまちで、宿泊設備を備えたパンカフェを営む夫婦の日々や、そこを訪れる人たちを描いた人間ドラマ。昨年の9月と今年の1月に、月景色が美しいことで知られるまち“月浦”でオール北海道ロケに臨んだ。

満員となった客席からの大きな歓声に迎えられた原田は「いまは今日の北海道の青空のような気分です」とニッコリ。「撮影で徹夜して大変でも、どんどん表情をかえる月浦を見ているだけでいろんな栄養をもらえて癒されました。すごく和やかで、表情も東京にいるときとは全然違っていました」と撮影を振り返った。本作では「寡黙で、優しいダンナ様を演じた」という北海道出身の大泉は「『探偵はBARにいる』に続き、北海道でロケをした映画が公開になり、本当にうれしい。公開前になると、うっとうしいくらい宣伝したくなるタイプなんで、それがちょっと大変」と語り、「セリフの少ない役でしたが、不思議とパンをこねているだけでいろいろなものが伝わってくるような作品です。観ているみなさんの想像とか“いい余白”のある映画」とコメントした。

当日は、サプライズ演出で北海道の素材を使った特製“しあわせのパン”が目の前に運ばれ、ふたりとも大興奮。大泉は「みなさまの口コミで映画が好評になった暁には、ぜひシリーズ化ということで。まずは『しあわせのパンツ(2)』という、パンもパンツも分け合う、そういう夫婦の物語をぜひ!」と早くも続編製作を希望し、場内をわかせた。

『しあわせのパン』
2012年1月21日(土)北海道先行、1月28日(土)全国ロードショー

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