『シュガー・ラッシュ』(C)Disney Enterprises. Inc. All Rights Reserved.

ディズニーの最新アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』の最新予告編がこのほど公開され、日本語吹替版では主人公ラルフの声を山寺宏一が演じることが発表された。

『シュガー・ラッシュ』予告編

本作はコンピュータゲームの世界を舞台に、子どもたちから愛されない自分に嫌気がさしてしまった悪役キャラのラルフが、お菓子の世界で繰り広げられるエキサイティングなレース・ゲーム“シュガー・ラッシュ”の世界で少女ヴァネロペに出会い、ゲーム界の運命を揺るがす災いに立ち向かう姿を描く。11月初旬に全米公開され、ディズニーアニメ史上最高のオープニング成績を記録。アニメ界のアカデミー賞とされるアニー賞では、作品賞・監督賞を始め10部門にノミネートされるなど、興行・批評の両面で圧倒的な成功を収めている。

このほど公開された予告編の冒頭に登場するのは小さな町のゲームセンター。そこでは日本でもお馴染みの『ストリートファイター』や『ダンス・ダンス・レボリューション』が今日も子どもたちを楽しませており、主人公ラルフは古株ゲーム『フィックス・イット・フェリックス』の悪役だ。店の営業が終わるとゲームのキャラクターたちは“仕事”を終えてホッとひと息。不思議な電車のような乗り物に乗って自宅に帰ったり、悪役専門の互助集会に出たりしている。予告編の前半は、私たちが知らなかった“閉店後のゲームキャラの暮らし”が描かれ、画面の様々な場所に日本でも人気のキャラクターが登場する。

映像後半は“シュガーラッシュ”の世界に迷い込んだラルフとヴァネロペの出会いと友情、そしてふたりが脅威に立ち向かっていく姿がテンポよく描かれる。自分の立場がイヤになってしまったラルフと、ゲームの世界で居場所がないヴァネロペはタッグを組み、かけがえのない友情を築いていく。ディズニーや本作の総指揮を務めるジョン・ラセターの古巣ピクサーは、想像力豊かな世界観とビジュアル、そして共感を呼ぶキャラクターを追求し続けてきたが、本作も“コンピューターゲーム”という新たな題材を得て、これまでの名作と同じく観客の心に残る物語を追求しているようだ。

ちなみに日本語版で主人公ラルフの声を演じる山寺は、『アラジン』のジーニー役や『リロ・アンド・スティッチ』のスティッチ、さらにいくつかの作品でドナルドダックの声を演じるなど、ディズニー作品とも縁が深く、本作でも様々な声色を出し分けるノドと、確かな演技力で主人公ラルフに命を吹き込んでいる。

『シュガー・ラッシュ』

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