レンズを交換して「Nikon 1 V2」を楽しむ 最新の明るいレンズや手持ちのレンズ資産を活用しよう

2012.12.14 18:36配信
「Nikon 1 V2」と交換レンズ

コンパクトで、レンズの交換ができるミラーレス一眼。でも、レンズキットのレンズを装着しただけで満足してしまっていないだろうか。せっかくレンズを交換できるミラーレス一眼を手に入れたのなら、レンズを変えてあれこれ楽しみたい。ニコンの「Nikon 1」シリーズは、ミラーレス用だけではなく、アダプタを使ってデジタル一眼レフカメラのレンズ資産を活用できる。

「Nikon 1」シリーズは、小型・軽量で、高画質や高速AF(オートフォーカス)を身上とするミラーレス一眼カメラだ。今回はシリーズの新製品「Nikon 1 V2」を使用した。約1425万画素のCMOSセンサを搭載し、ISO感度は160~6400の間で設定できる。また、AF追従で約15コマ/秒の高速連写を実現するなど、前モデル「Nikon 1 V1」の特徴をより磨き上げたモデルだ。

◆ニコン「Nikon 1 V2」

【基本仕様】

有効画素数……1425万画素

撮像素子サイズ……13.2×8.8mmサイズCMOSセンサ

ISO感度……160~6400

サイズ……約107.8×81.6×45.9mm

重さ……約337g(バッテリ、SDメモリカード含む)

「Nikon 1」シリーズ用のレンズは、現在ズームレンズが4本、単焦点レンズが2本出ている。例えば、標準ズームレンズキットにつく「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」は、35mmフィルム換算で27~81mm相当で、多くの被写体に対応することができる。このほかの専用レンズも、シリーズがもつ高画質と高速AFを存分に生かすことができるレンズばかりだ。

●明るい単焦点レンズを装着して背景を美しくボカそう

レンズキットの次に手に入れるなら単焦点レンズ「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」がおすすめだ。焦点距離は35mmフィルム換算で約50mm相当となり、開放絞り値F1.8という明るい標準レンズとして使用することができる。

絞り値を開放に近づければ近づけるほど、背景を大きくぼかすことができる。つまり、明るいレンズのほうが写真表現には有利で、より被写体が浮き立つような写真を撮影することができる。

実際の撮影は、このボケ味の違いがわかるように「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」と「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」で行った。カメラから被写体である人物までの距離を同じにして、ほぼ同じ画角になるように焦点距離を揃えて撮影した。

実焦点距離18.5mmの画角では、開放絞り値がF4.5の「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」でも十分キレイにボケるが、開放絞り値F1.8の「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」で撮影した写真のほうが背景を大きくボカすことができた。

●一眼レフカメラの資産を活用 標準は望遠に、望遠は超望遠になる

デジタル一眼レフカメラをすでに持っているなら、レンズ資産をぜひ活用しよう。「Nikon 1」シリーズは、ニコンのデジタル一眼レフカメラのレンズも使用することができる。NIKKORレンズをマウントアダプタ「FT1」を介して装着すると、一部のレンズで制限があるが、AF、AE(自動露出)、VR(手ブレ補正)といった機能も利用することができる。

ただし、こうしたレンズを「Nikon 1」に装着したときは、撮像素子の面積(フォーマット)の違いから、実際に記録される像の範囲(画角)が異なってくる。「Nikon 1」に装着すると35mmフィルム換算で2.7倍の焦点距離のレンズとほぼ同じ画角になる。

例えば、「FXフォーマット」対応の望遠レンズ「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」をマウントアダプタ「FT1」を介して「Nikon 1 V2」に装着すると、焦点距離は2.7倍相当の189~540mm相当の超望遠ズームレンズとして使用することができ、遠くの被写体をアップで撮影することができる。

また、マイクロレンズ「AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」を「FT1」を介して装着すると、35mmフィルム換算で108mm相当の中望遠マイクロレンズとなり、等倍以上の撮影が可能になる。

「Nikon 1 V2」は、小型・軽量のデジタルカメラとして、誰でも手軽に高画質な写真を撮影することができる。たが、単に手軽というだけではなく、「Nikon 1」専用レンズやニコンのデジタル一眼レフカメラのレンズを生かすことで、さまざまな被写体の撮影に対応できる。ぜひとも豊富なニコンレンズと組み合わせて、広がる写真表現の世界を楽しんでいただきたい。(写真家・礒村浩一)

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