SNS4社がWindows 8アプリへの対応状況を説明

日本マイクソフトは、12月14日、Windows 8対応のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)アプリを運営するパートナー企業を迎え、各SNSのWindows 8版アプリへの対応状況を紹介する説明会を開いた。

冒頭、挨拶に立った日本マイクロソフトWindows本部の藤本恭史業務執行役員本部長は、「Windows 8は、すでに全世界で4000万ライセンス超える数が普及している。新しいインターフェースの使い勝手を心配する声もあるが、当社の調査では、初めてWindows 8を起動したその日のうちに、ユーザーの90%がチャームを見つけ、50%のユーザーがWindows 8ストアを訪れている。ユーザー認知の観点からもうまくいっていると思う」と話した。

藤本本部長は、タッチインターフェースに慣れている学生やスマートフォン世代の人に向けて、「積極的にWindows 8の使いやすさ、魅力を紹介していきたい」として、テレビCMなどを通してプロモーションを仕かけたり、学生の就活支援アプリを強化したりしていることを紹介した。こうした流れのなかで、開発企業と手を携えて、力を入れていくのが、Windows 8版のSNSアプリだ。

説明会では、SNSを運営する4社のゲストが登壇。ミクシィメディア統括部Windowsユニットの戸高慎一郎プロダクトオーナーは、Windows 8対応のミクシィアプリを紹介した。「友人とのコミュケーションを楽しむという方向で開発した。共有チャームから投稿ができ、初心者向けにチュートリアル機能を充実させている」と、Windows 8版ならではの機能を搭載したアプリであることを強調した。

アメーバを運営するサイバーエージェント技術部門アメーバ事業本部の長瀬慶重執行役員経営本部統括は、「さまざまなデバイスやマーケットがあるなかで、Windows 8版のアプリは、新しいユーザーを獲得できる有力な候補と位置づけている」と述べ、期待感をにじませた。

全世界で、約1億4000万人のアクティブユーザーを抱えるTwitterは、Windows 8版アプリを現在開発中という。登壇したTwitter Japanの牧野友衛パートナーシップディレクターは、「Windows 8版アプリの必要性を強く感じている。マイクロソフトと協力しながら、Windows 8ユーザーにとって最適なサービスを提供したい」と語った。

LINEを運営するNHN Japanの舛田敦ウェブサービス本部執行役員兼事業戦略室室長は、「昨年6月にリリースしたLINEは、世界に8700万人、国内に3700万人のユーザーがいる。直近では、週に200万人のペースで増加しているが、まだ日本中心のサービスだ。Windows 8版のアプリを、世界へユーザー広げていく契機にしていきたい」と語った。LINEは、12月末にWindows 8版アプリのリリースを予定している。

日本マイクロソフトの藤本本部長は、「チャーム機能を使ってアプリの情報を他のアプリと連携できるのが、Windows 8アプリの特徴の一つ。また、インターフェースを常に開いておくことができる。SNSアプリから、Windows 8ならではのユーザー体験を広げていきたい」と、SNSアプリへの大きな期待を表明した。

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