東芝ホームアプライアンスは、白米を使ってパンを焼き上げる「炊(すい)パン」コースを搭載したホームベーカリー「SuiPanDa ABP-R100X」を、12月21日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は4万円前後の見込み。

食パンコースに、白米を使ってパンを焼き上げる「炊パン」コースを搭載。「全粒粉パン」「米粉パン」「小麦食パン」「小麦食パン(お急ぎ)」「ライ麦パン」や、冷やごはんを使った「小麦ごはんパン」、小麦が苦手な人向けの「小麦ゼロパン」と、8通りの食パンをつくることができる。

「炊パン」コースは、生米と材料を入れてスタートすると白米をおかゆ状に炊き、強力粉とドライイーストを自動投入してパンに焼き上げる。炊きたてのごはんをパンにするので、米デンプンの粘り気が強く、もちもちとした食感のパンが焼きあがる。また、白米を炊飯する際の酵素の働きによって還元糖の量も多く、甘みが引き立ち、米の油脂分の酸化が少ないパンになる。

さらに「炊パン」コースには、雑穀米をはじめ、五分づき・七分づき米などの穀物、野菜が利用できるレシピも搭載。健康・美容によいといわれる穀物や野菜を手軽においしくパンにできる。ホウレン草やカボチャなどの野菜は炊く間に加熱工程が入るので、事前に火を通して冷ましておく必要がない。

8通りの食パンコースのほか、4通りのパン生地コース、小麦ピザ生地コース、もちコース、うどんができる「こね」コースを搭載する。サイズは、幅26.1×奥行き32.5×高さ36.8cmで、重さは約8kg。カラーはパールホワイト。