初の単独公演を行ったMYNAME 初の単独公演を行ったMYNAME

韓国出身の5人組ボーイズ・グループ、MYNAME(マイネーム)が12月17日、Zepp Tokyoで日本で初めての単独コンサート「MYNAME 1st LIVE~What' Up~」東京公演を開催し、2700人のファンを熱狂させた。

MYNAMEのアーティスト情報

大阪と東京の2か所で行ったライブの最終日となるこの日は、7月にリリースした日本デビュー曲『Message』でスタート。冒頭から会場を盛り上げると、インスが「初の単独コンサートがスタートしました。東京ドームという夢に向かってスタートできてうれしい」と満面の笑顔で目標を述べ、セヨンが「全部、みなさんのおかげです」とファンに感謝を伝えた。

韓国と日本でリリースした楽曲に加え、メンバー各自が特技を活かしたソロ・ステージも披露。クリス・ブラウンのカバー曲『Run It』でキレのあるダンスと歌を聴かせたセヨンは、着ていたTシャツを破き、見事に割れた6パックの腹筋を見せると客席から悲鳴が上がった。また、クリスマスを目前に控えたこともあり、「クリスマス・メドレー」をファンにプレゼントするコーナーも設けられ、メンバーの可愛らしさも発揮した。韓国デビューの際には“アイドルが育てたアイドル”として話題となったMYNAMEだが、プロデューサーである元Fly To The Skyのファニから激励のメッセージビデオが贈られると、Fly To The Skyの楽曲メドレーで美しい歌声を聴かせたるなど、音楽的にもさまざまなバリエーションで見せ、アーティスト性の高さを存分に活かしたライブを展開した。

止まないアンコール応え、再度ステージにメンバーが登場すると、リーダーのコヌが「3月27日に初めてのアルバムが発売されます!」と発表。そして、アルバム収録曲『WE ARE THE NIGHT』が1月からのドラマ『お助け屋☆陣八』(読売テレビ・日本テレビ系)主題歌に決定したことも併せて公表すると、このアルバムから新曲『ANONYMOUS』を初披露し嬉しいサプライズで会場を沸かせた。最後には末っ子のチェジンが「夢を叶えるため、ひとつになって一歩ずつ歩いていきたい。ずっと一緒にいてくれますよね?」とファンに手紙を読み上げ、『Message』をアカペラでファンと一緒に歌ってライブの幕を閉じた。

取材・文:坂本ゆかり