会見より。左から、小笠原健、小越勇輝、多和田秀弥 会見より。左から、小笠原健、小越勇輝、多和田秀弥

同名コミックを原作に、迫力あふれる試合シーンを再現して人気のミュージカル「『テニスの王子様』青学vs比嘉」が12月20日、東京・日本青年館 大ホールで開幕した。

ミュージカル『テニスの王子様』青学vs比嘉 チケット情報

テニスの天才少年、越前リョーマ(小越勇輝)が青春学園(通称・青学(せいがく))中等部のテニス部メンバーとともに、試合を通じて成長する姿を描くシリーズ作品。2003年からスタートした1stシーズンから2ndシーズン第5作まで、9年間で累計動員数140万人超を記録するヒット作だ。今回は、前作で関東大会優勝を果たした青学が全国大会の初戦に挑む「青学vs比嘉」編。キャストは主演の小越勇輝を除いた青学メンバー11人全員を一新して上演する。

青学の前に立ちはだかるのは、レギュラー全員が沖縄武術を体得した武闘派集団・沖縄比嘉中。リョーマは、一撃必殺サーブ・ビッグバンでラケットもろとも弾き飛ばす比嘉中選手に苦戦を強いられる。はたしてリョーマはサーブを打ち返せるのか。そして、パワーに勝る相手校から青学は勝利をもぎ取ることができるのか。

初日当日、公演を前に会見も行われ、主演の小越勇輝、青学テニス部部長・手塚国光役の多和田秀弥、最大のライバル校・立海中の真田弦一郎役の小笠原健が意気込みを語った。小越は「新青学に代がわりして初めての公演。最初は不安があったが、今はワクワクが大きい」「僕はセカンドシーズンの最初から出演しているので、ひと公演づつ気持ちをつないでいくことができた。全国大会から加わる11人には気持ちを伝えながらやってきたので、僕たちの青学カラーを見ていただけたら。このメンバーで全国優勝までいけるか、わかりませんが、みんなで全力で舞台に臨みたい」、多和田は「勇輝以外はみな同じスタートライン。今は勇輝が青学をひっぱってくれているが、勇輝が背負っているものを少しでも軽くしてあげながら、いずれはひっぱっていける存在になりたい」、小笠原は「新青学を稽古場でずっと見てきたが、勇輝も今までと違う逞しさを感じたし、みんなもこれからどんどん成長していくと確信している。彼らのパワーに負けないよう取り組んでいきたい」とそれぞれコメントした。

公演は12月25日(火)まで。その後は大阪、愛知、宮城、福岡公演を経て、来年2月8日(金)から東京凱旋公演を行う。