ア:キーッ!(ヒステリーを起こすアナベル)自分の敷地内でしか自由に動けないくせに。ワタシは自分の意思でどこにでも行けるわ。というか…“憑いて”行けるわ!

 

ビ:でもそこに神父が来たら終わりだろ? 君がお祓いされて苦しそうな姿も僕はちゃんと見てるんだぜ。

 

ア:……。

 

ビ:勝負あった、って感じかな。

 

ア:! ちょっと待って。あなたたくさんの死体と遭遇しているけれど、そのゲームを全部仕掛けてきたのはジグソウでしょ?

 

ビ:クッ……。

 
『ジグソウ:ソウ・レガシー』 ©2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ア:結局ジグソウがいなかったら何も出来ないんじゃない。ジグソウもジグソウよね。こんなビリーにゲームマスターを任せるなんて……。

 

ビ:ジグソウの悪口は言うな!

 

ア:(おとなしくなる)

 

ビ:僕はジグソウの息子にプレゼントされるはずの人形だったんだ。でもその息子を亡くしてから、ジグソウは僕を本当の息子の様に可愛がってくれたんだ。だから、だから……。ジグソウは僕の一番大切な人なんだ!

 

ア:何よ……。ワタシだって、最初は皆に愛される為に生まれてきた可愛いお人形だった。でもワタシをつくってくれた人形職人の夫婦が不幸な目にあって、それで……。って、なんだかあなたとワタシの境遇って似てるのね。

 

ビ:ああ、本当だな。実は最新作『アナベル 死霊人形の誕生』を観てから、君とは仲良くなれるんじゃないかって思ってたんだ。

 

ア:ふん。じゃあ今日の所は引き分けってことでどうかしら? 『ジグソウ:ソウ・レガシー』も観てあげてもいいわよ。あなたとジグソウの絆も見られるんでしょ?

 

ビ:あ、ありがとう(そんなエピソードは無く、残虐シーンだらけだなんて言えない)

 

こうして無事和解(?)した、アナベルとビリー。

どちらが最恐なのかという勝負はつかなかったが、それぞれが最高に恐ろしい人形であることは間違い無い。みなさんはどちらの人形がよりお好みだろうか?

2人の活躍はぜひ劇場にて確かめて欲しい。

『アナベル 死霊人形の誕生』10月13日(金)公開

2013年の大ヒットホラー映画『死霊館』に登場した恐ろしすぎる人形が、2015年『アナベル 死霊館の人形』としてまさかの“主役”スピンオフ。人形であり、基本的に表情は変わらないのであるが、その呪いのパワーでギッタギッタと人を苦しめるのが得意。

最新作『アナベル 死霊人形の誕生』ではの遂にその誕生の秘密が暴かれる。その誕生には不運にも愛する我が子を亡くした人形職人の想いが託されていて…。

『ジグソウ:ソウ・レガシー』11月10日(金)公開

斬新な人の殺し方・苦しめ方を考えたら右に出るものがいないことでお馴染みの、“ジグソウ”による殺人ゲームを描いたシリーズ最新作。

本作では密室に閉じ込められた男女5人が鋭いノコギリとつながった鎖から、どう脱出するか? という残酷な設定からスタートする。ビリー人形はシリーズ共通の映画アイコンであり、ゲームマスター。