都内でファンイベントを開催したキム・ソナ (C)KNTV 都内でファンイベントを開催したキム・ソナ (C)KNTV

韓国の女優キム・ソナが12月20日、都内でファンイベントを開催。事前に会見を行い、最新主演ドラマ『アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり』について語った。

キム・ソナのほかの写真

同作は、仕事一筋に生きてきた30代後半のキャリア女性、ファン・ジアン(キム・ソナ)が、偶然に出会った年下の男性パク・テガン(イ・ジャンウ)と一夜を共にしたことから妊娠してしまい、人生最大の選択に直面するというラブ・コメディ。キム・ソナは、シューズメーカーのトップデザイナーで、自分にも他人にも厳しいヒロインをクールに演じ、『私の名前はキム・サムスン』などで見せた人懐っこいイメージとは違う魅力を発揮した。

華麗なファッションと美しい靴の数々も見どころで、キム・ソナは「今までの作品では、そんなにお化粧をしたり、かわいい洋服を着たりすることがなかったので、(今回は)ファッションなどを楽しみにしている方も多いのでは」と語る。自身は普段はリラックスしたパンツスタイルを好むそうだが、ジアンはハイウェストのスカートやブラウス、タイトスカートなどを着こなすキャリアウーマン風ファッションが目を引く。スタイリングには自身も意見を出したそうで、「いくらファッショナブルでも、その人の性格によって(選ぶスタイルが)違うんじゃないかな」とキャラクターを考慮、スタイルのポイントについて「ブラックが中心。ブラックの中にスカートは赤とか、毎日、ひとつポイントを決めて、靴を見せるコーディネイトにしました」と話した。

ほかにも、シングルマザーが現実でぶつかる様々な問題をリアルに描き、また、幸せをつかむために、自らの手で人生を切り開いていくヒロインの姿が、多くの女性たちの共感を呼んだ。見どころは同世代の女性たちへのメッセージにもある。キム・ソナは「『人生の選択は自分でしなければいけないし、(その選択に)責任を持とう』ということ。『自分が選択した道なら後悔はしない。一生懸命に生きていこう』というのがシンプルだけど伝えたいこと」と語った。自身も、ピアニストから女優へと進路を変更したことが最大の選択だったという。もし、女優という道を選択していなければ、「今頃、誰かのお母さんになっているか、どこかでピアノを弾いているか、誰かに教えているか、だと思うんです」と人生の“if”を想像し、「今の仕事はすごく幸せ。現場にいるのが好きなので」と満足げな笑顔を見せた。

イベントでは、トークショーほか、観客のひとりをジアンのスタイルにする企画があり、実際にキム・ソナを担当したヘアメイク、スタイリストが観客を大変身させた。また、鈴木聖美の『TAXI』ほか2曲を熱唱、Perfumeの『ワンルーム・ディスコ』のダンスを披露しファンを沸かせた。

このイベントの模様は2月2日(土)18時35分よりKNTV(CSほか)にて放送される。なお、『アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり』は1月12日(土)午後10時からKNTVで放送開始、2月6日(水)にDVD-BOXIが発売される。

取材・文:佐藤結