「えんそくってどんなバンド?」って聞かれると、わりと説明に困ってしまうわたしなのですけど、以前インタビューした際も「えんそくは言語化できない」とおっしゃっていたように、「ヴィジュアル系」という枠の中でもかなり変わった位置にいることはたしかなんですが、単純におもしろネタバンドというわけでもなく(というか茶番(コント風の寸劇)はたいてい滑っている)、わりと真面目な歌詞も多いですし、音楽的にはラウド、ヘヴィロックが主体のミクスチャーと呼べるのかなあ……という感じなのですけれど……。と書いていてもしかたがないので、10月に行われたブクロ三週連続・三変化ワンマン. 「三つの袋」と銘打った、池袋のライブハウス3箇所で行われたワンマン公演のファイナルのレポートに入りたいと思います。

3週ともすべて趣旨が違うというのがこの企画の目玉だったのですが、ファイナル公演はミニアルバム『カミュの左手カフカの右手』の楽曲を中心に行うという構成。

「オレは人間をやめるぞーーッ!」となぜかDIO様の有名なセリフとともに、アルバムと同じく一曲目は『夜泣く!噂の赤ん坊少女』から始まりました。

 

 

 

えんそくはファンの方(※通称園児)のフリの統一感がすごいと常々思っているのですが、こちらの楽曲は振り付け動画が配布されて間もないのに、かなりの精度でフリをこなしていたので流石だなと思いました。

「この3週連続ワンマンも今日で最後、来週になったら頭がなくていいんです……! 首がなくてもいいんです……!整骨院を儲けさせてしまう! そろそろ整骨院と提携を組もうかという今日この頃!このあともおもいっきり頭を振ってもらいますよ!」最初からよくわからない話を挟むみつつファンを煽るボーカルのぶうさん。「首の骨と!おさらばする気はあるかい?……ないよな、それは人間をやめるどころじゃねえよな……」とやっぱりよくわからない感じで「いけんだろー!」と煽りまくるぶうさん。

その後、『 君はランボー』『14才』『The neo jap searchlight』とアッパーな楽曲が続いて『ししゃもパワー』を挟んで、茶番(コント風の寸劇)が始まったのですけど……。

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