J1リーグ戦を制したサンフレッチェ広島  (C)J.LEAGUE PHOTOS J1リーグ戦を制したサンフレッチェ広島  (C)J.LEAGUE PHOTOS

『天皇杯』も準決勝と決勝を残すのみ。各チームとも来季へ向けて、補強に動き出している中、気の早い話で恐縮だが、『FUJI XEROX SUPER CUP 2013』のチケットがJリーグチケットで12月27日(木)に早割販売となる。『FUJI XEROX SUPER CUP 2013』はJリーグ戦開幕の前週に開催される、シーズンを占う重要な試金石として知られる。出場チームはJ1リーグ戦王者(すなわちサンフレッチェ広島)と『天皇杯』覇者である。大会の出場が決まっている広島のサポーターはSA指定席など6席種が前売価格より500円安くなる。早割は2013年1月6日(日)まで販売されるので、『天皇杯』4強に残ったガンバ大阪、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、柏レイソルのファンも、”元旦・国立・決勝”の結果を受けて、特別価格で購入できるわけだ。

さて、『天皇杯』4強には興味深いメンツが残った。J2降格が決まったガンバ大阪にジョルジョーニョ監督の辞任が決定している『ナビスコカップ』王者・鹿島アントラーズ、2004年のリーグ制覇からタイトルから遠ざかっている横浜F・マリノス、昨年リーグ戦初優勝を果たした柏レイソルだ。J1リーグ戦の順位で横浜FM4位、柏6位、鹿島11位、G大阪17位と、目指すべき位置には届かなかった4チームだからこそ、タイトルへの渇望は強い。

『天皇杯』勝者には『FUJI XEROX SUPER CUP2013』出場権とともに、『ACL2013』のキップも与えられている。優勝、最低でも『ACL』出場圏内の3位確保を目指していた4チームにとって、モチベーションが下がることはないだろう。不本意なシーズンを送った選手たちにとって、『天皇杯』は意地を見せる最後のチャンスでもある。そもそも”元旦・国立・決勝”は、フットボーラーにとって誉れの大舞台だ。そして、選手たちは知っている。タイトルの懸かったKO方式のトーナメントでは、優勝と準優勝の間に天と地ほどの差があることを。準優勝チームはファイナリストではなく、最後の敗者でしかない。しかも、2013年のはじまりを敗北で迎えなくてはいけない。これは避けたい、避けなければならない。

『天皇杯』準決勝のカードはG大阪×鹿島・エコパスタジアム、横浜FM×柏・国立競技場でキックオフを迎える。12月29日(土)・準決勝、2013年1月1日(火)・決勝のチケット発売中。

2013年2月23日(土)・国立競技場で行われる『FUJI XEROX SUPER CUP2013』のチケットは12月27日(木)よりJリーグチケット早割販売、2013年1月4日(金)よりJリーグチケット先行販売。チケットぴあでは、2013年1月11日(金)よりインターネット先行抽選「プレリザーブ」を受付。一般発売は2013年1月19(土)より。