2013年冬(1月期)のTVドラマがスタートする。簡単な見どころと個人的な期待度も添えて、そのラインナップを一挙紹介! あなたが気になる新ドラマはどれ?


新年が明けてさっそく始まるのが冬ドラマ。10~12月の秋ドラマが派手だったせいか、今期はやや地味な印象もあるけど、原作ものとオリジナル作品のバランスは良さそう。また、安心して見られそうな安牌の企画と、かなり冒険した企画のバランスも悪くない。ということは、何かしら自分の好みに合った作品が見つかるかもしれない。

あれだけ豪華に揃えた秋ドラマの視聴率が全体的にはパッとしなかったので、もうどれが高視聴率を取るのかは読めない。でも、きっとどこかに今期の『ドクターX』が潜んでいるんだろうな。そんなことを考えながらラインナップを眺めてみても面白いかもよ。さて、今期はどれ見る?

『ハンチョウ~警視庁安積班~』 1月14日~

『ハンチョウ~警視庁安積班~ シリーズ5 DVD-BOX』
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フジ系 月曜8時  期待度★☆☆☆☆

佐々木蔵之介が主演する刑事ドラマの第6シリーズ。前シリーズから安積(佐酒井蔵之介)が警視庁へ異動し、共演者も小澤征悦、福士誠治、比嘉愛未などに替わったが、今回はメンバーをそのまま残し、舞台が警視庁押上警察分署に移る。

テイストとしては、前シリーズのハード路線を残しつつ、本来の人情味も増やしていくらしい。そのほうがいいと思う、このドラマは。スカイツリーの近くへ異動というのはややワザとらしいけど、下町ならではの人情は自然に出るかも。

 

『ビブリア古書堂の事件手帖』 1月14日~

『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』
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フジ系 月曜9時  期待度★★★☆☆

2012年の本屋大賞にもノミネートされたミリオンセラー小説のドラマ化。鎌倉にある古書店を舞台に、店主が客の持ち込んだ古書にまつわる謎や秘密を解き明かしていく。極度の人見知りだが、古書に関しての膨大な知識と鋭い観察力をもつ若き店主・栞子を剛力彩芽。幼い頃のトラウマから活字恐怖症になってしまったものの、本に対する興味は人一倍で栞子の店で働くことになる大輔を、EXILEのAKIRAが演じる。他に、高橋克実、田中圭、松坂慶子、安田成美、鈴木浩介、トリンドル玲奈、北川弘美などが共演。原作では栞子に妹がいるが、弟に変更されて、ジャニーズJr.のジェシーが演じる。

原作の栞子には、黒のロングヘアーに華奢だけど巨乳という設定があるため、キャスト発表時にはネットでかなり騒がれたが、剛力彩芽がどれだけオリジナルの栞子をつくれるかどうかに注目。初回はサッカー日本代表の内田篤人がゲスト出演する。

『終電バイバイ』 1月14日~

『終電バイバイ』公式サイトより

フジ系 月曜24時20分  期待度★★★☆☆

もし終電に乗り遅れて、その駅の周辺で一夜を過ごすことになったらどうなるのか、という設定で、10通りのいろいろなストーリーが繰り広げられる。内容も主人公も10回すべて違うが、主演はすべて濱田岳。この枠では、前クールにバナナマンの日村が同じパターンの『イロドリヒムラ』をやったが、かなり豪華なスタッフと共演者が集まってなかなか面白かった。

今回は監督に『SP』の波多野貴文、『スープカレー』や『鈴木先生』の演出にも参加した橋本光二郎、脚本に『生むと生まれるそれからのこと』の岩井秀人、『つみきのいえ』で米アカデミー賞の短編アニメ映画賞を受賞した平田研也などが参加する。おそらく、毎回テイストが変わると思うので、自分の好きな話を見つけてみるのもいいかも。

『ラストホープ』 1月15日~

『ラストホープ』公式サイトより

フジ系 火曜9時  期待度★★☆☆☆

優秀な医師が集まった高度先進医療センターを舞台に、医師たちの謎めいた過去と人間としての成長が描かれるメディカルサスペンス。主演は相葉雅紀。多部未華子、田辺誠一、小日向文世、北村有起哉、小池栄子、高嶋政宏、桜庭ななみ、平田満などが共演する。

前クールの『ドクターX』の高視聴率を考えると、結局スーパードクターものは強いのか、という気もするけど、このドラマで相葉雅紀が演じるのは、聴診器から聴こえる心音でさまざまな症状を判断できるという総合医。チームのメンバーはそれぞれに隠された過去があるようで、それを乗り越えて本物のチームになるあたりが見どころか。とりあえず相葉雅紀の医師姿に注目。

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