K-POPガールズ史上初の東京ドーム公演を行ったKARA 左からギュリ、ハラ、ニコル、スンヨン、ジヨン 撮影:上飯坂 一 (C) 2013 KARASIA制作委員会 K-POPガールズ史上初の東京ドーム公演を行ったKARA 左からギュリ、ハラ、ニコル、スンヨン、ジヨン 撮影:上飯坂 一 (C) 2013 KARASIA制作委員会

韓国出身の女性5人組アイドル、KARAが1月6日、K-POPガールズグループの単独では初となる東京ドーム公演を開催し、4万8000人を熱狂させた。

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日本デビュー当初から夢だったというドームのステージに立ったメンバーは「胸がいっぱい」(ハラ)、「心臓が止まっちゃうかと思った!」(ニコル)と感激。オレンジ(パールピーチ)色のペンライトで埋め尽くされた会場を見渡し、メンバーは口々に「ヤバい、ヤバい」「鳥肌が立った」と大はしゃぎで、ギュリは「星みたいで本当にキレイ。感動してます」と瞳を輝かせた。そして、「忘れられない思い出をたくさん作りましょうね!」(ニコル)と飛び切りの笑顔を見せると、全25曲の多彩なステージを展開し、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。

『パンドラ』『ジャンピン』などアップテンポな楽曲でスタートを飾ると、場内のボルテージは一気に上昇。ソロ・ステージでは、それぞれが個性的なパフォーマンスを披露し、キュートなハラがセクシーかつパワフルなロック・テイストの舞台を展開すれば、高所恐怖症のギュリが、20メートルのフライングに挑戦。ピンク色のスクールブレザー姿で現れたジヨンは、フィンガー5の『学園天国』をカバーし、ステージを元気に駆け巡った。また、トロッコでアリーナを周遊したり、客席にウェーブを促したりと、大会場ならではの演出で沸かせ、場内が一体となって盛り上がった。

終盤では、公演を振り返り、「みなさんのおかげでこの瞬間、ここに立っています」(ジヨン)、「KARAを愛してくれてありがとう」(スンヨン)と感謝。客席の大声援を浴びると、メンバー全員が涙で声を詰まらせ、「こんなにたくさんの人たちが集まって、同じ歌を歌って一緒に楽しむことって簡単なことじゃない。私たちはどこまで行けるかわからないけど、みなさんと一緒に歩いて行きたい」(ニコル)、「みなさんと私たちは自転車です。ふたつのタイヤがないと前に進めません。いつも一緒に走って行きたい」(ジヨン)、「歌手はファンのみなさんがいるから出来ること。これからもずっとこの気持ちを忘れないで頑張って行きたい」(ギュリ)と気持ちを新たにし、5人は号泣しながら輪になってハグ。最後は、『ミスター』で、夢の舞台の幕を閉じた。

公演前には会見を行い、メンバーは、ドームの公演への喜びとファンへの感謝を語り、「2013年の始まりをファンのみなさんと一緒に過ごせて嬉しい」(スンヨン)とコメント。今年の抱負について、ニコルは「KARAとして、たくさんの思い出を作れる1年にしたい」と話し、苦手なフライングに臨んだギュリは「もう怖いものはないので、何にでも挑戦したい」、ハラは「座右の銘は『やればできる』。今年はいろんなことにチャレンジしたい」と意気込んだ。